2017年9月18日月曜日

『メディアに操作される憲法改正国民投票』本間龍



9月6日に発売されたばかりの『メディアに操作される憲法改正国民投票』

国民投票法のCM規制などに関する問題点がサクッと読めて、しっかり理解できる一冊です。


『原発プロパガンダ』という本も執筆されている、大手広告代理店やメディアに詳しい本間さんが、もしこのまま憲法改正国民投票が行われることになったらどうなるかということを解説しています。




「2011年3月11日の東京電力福島第一原発の事故発生以前、日本の主要メディアのほとんどが、原発の危険性や脆弱性について報道していなかった。年間300億円を超える東電の広告や経産省などによる原発広告がメディアにばらまかれ、それらの広告費欲しさにメディアは原発に対する批判を自主規制し、原発立地県のローカル新聞社は、原発翼賛記事さえ掲載していた。(略)原発翼賛CMが毎日のように流され、新聞や雑誌にも繰り返し原発見学などの肯定的な記事が載るのに対し、批判する意見が全く載らなければ、次第に国民も一方的な報道や広告に疑問を持たなくなっていく。」(『メディアに操作される憲法改正国民投票』P12)



国民投票が行われることになったら何が起こるのか。何に気をつけなければならないのか。公平な国民投票にするためにはどうしたらいいのか。解散総選挙で、憲法改正発議は少し見送られることになるでしょうが、いずれ来る国民投票を前に読んでおきたい一冊です。