2010年12月21日火曜日

遊佐での体験

東京からおいしいものを求めて来た僕は、山形県の農家さんのおうちにお世話になっている。

朝、東京との寒さの違いにまず驚いた。なんだか細胞一つひとつが身を寄せ合って身体がほんの少しだけ小さくなってるような気がする。

そんな朝のテーブルには、新米ご飯と産みたて卵、焼き鮭、自家製の漬け物。そして、朝のやわらかい太陽の光を巻き込んだ湯気の元にはお味噌汁。

おばあちゃんはわざわざ薪ストーブで温めなおして、よそってくれた。

そこには、見たことのない芋が顔を出している。「このお味噌汁の具はなんですか?」とおばあちゃんに聞くと「ずいき芋」というお芋らしい。やっぱり初めて聞く名前だ。

その芋はもっちりとしていて里芋のよう、だけどもっと大きくて風味も良い。あまりの美味しさと暖かさで、身を寄せ合っていた細胞達も自然にゆるまっていくようだった。

「めちゃくちゃ美味しいです!」そう伝えると、おばあちゃんは嬉しそうに、実際にずいき芋を持って来てくれて育て方や特徴などをやわらかな庄内弁で話してくれた。僕は時々わからない言葉なんかを聞き返したりもした。

そんなこんなで話を聞かせてもらいながら、いただけるのが何よりも美味しいのだ。

ずいき芋もおばあちゃんの話も心から味わうことができた最高に美味しいお味噌汁でした。

ごちそうさまでした。