2013年11月25日月曜日

国民投票インタビュー



Hèléne Spring さん

「投票について」
ジュネーブ市のことについて、住民投票で決めることができるのですが、わたしはそれをあまりいいことだと思いません。

先日私の家の近くに政府はアパートを建てる計画を出しました。このことについての住民投票が行われました。私の家の近くなので反対しました。しかし、私の友達は「私の家の近くではない」という理由で賛成に投票しました。

人はいつでも利己的に投票すると、私は思います。両親と住んでいる時は、右派に投票していましたが、今は一人で住んでいてお金がないので左派に投票します。私と、私の知り合いは自分たちのことだけ考えて、他のスイス人を助けることに興味がありません。「この決議は私にとって増税か減税か。」これがスイス人の一つの考え方だと思います。

これは悲観的な意見になるかもしれませんね…。


「国民投票」に関するジュネーブ大学学生のリアル。



「国民投票」に関するジュネーブ大学学生のリアル。


(約20人の学生の直接インタビューをまとめたものです。
事実ですが、ジュネーブの学生一般を語るものではありません。)

Q.投票にはいきますか?
「もちろん行く。」
「時間がないので行かない。」
「インターネットで投票する。」
「郵便で投票した。」
「引越しをしたので投票用紙が届かず、今回は行かない。」

Q.いつも投票に行きますか?
「行かない時もある」
「ほぼ毎回投票に行く」
「毎回ではないが、投票にいく。興味があるかないかではなく、テーマが重要か重要ではないかが大切。重要だと思えば、興味がなくても頑張って調べて投票にいく。」

Q.なぜ投票に行かないのですか?なぜ投票に行かない人がいると思いますか?

「一つ確実に言えることは投票する機会がこんなに多いだけに、毎回毎回投票する人は少ないと思います。毎日の生活の中で、やはり投票するの忘れてしまいますし、自分が関心を持つような案件ではないと投票に行かない人が多いのではないかと思います。」

「投票のテーマの難しさ(特に若者にとって)。例えば、保険や家賃などに関する投票だと、まだ実家から離れたことのない若者にとっては分かりにくいテーマで、投票を控える場合が多いのではないかと思います。(個人的にそういった理由で空欄にしたことが何度もあります。投票はしましたが。)」

「様々な意見を聞いた上で、何が正しいのか自分で判断できなくて、棄権する人もいると思います。」

「自分とは関係ないから投票しない人。(前の徴兵制に関する投票の時に、「自分は兵役に行ってないから、自分の意見を言う権利がない」と言っている女の子の友達もいました)」

「フランス語圏に限る話なのですが、国民投票の際、多数派であるドイツ語圏の意見が必然的に通りやすくなっていて、一票の格差と同じような理由から投票に行かないフランス語圏の人もいます。実際のところ、ドイツ語圏とフランス語圏の文化や価値観がかなり違っていて、案件によってドイツ語圏とフランス語圏の間で意見がはっきりと別れる場合もあります。ちなみに、僕の母親もしばしばこの理由で投票を控えていました。("どうせ彼らの意見で全部決まってしまうから、投票に行っても行かなくても一緒"みたいなことを言いながら…笑)」

「ちゃんと資料などを読んでから投票したいけど、時間がなくて結局投票にも行けなくなる。」

「投票をしても、社会の変化を感じられないから」

「徴兵制についての国民投票の時、徴兵制がなくなった後のビジョンを政治家が明確にしなかったから」

Q.学校ではどのようにスイスの直接民主制についての勉強をしますか?
「学校では一般的な国民投票のシステムについての話しかしませんでした。でも家庭では国民投票の意義など内容についての話をしました。」
「中学の時に少し勉強したけれど、印象に残るほどではありませんでした。でも、家族や外国の友達、新聞などで、スイスの政治の特異性、重要性に気づきました。」

Q.投票の頻度はどの位ですか?
「ほぼ毎月のように投票用紙が来る。」
「半年で4回投票があった。」

Q.国民投票は話題になっていますか?
「ニュースなどで取り上げられている」
「友達とはあまり話さないけど、家族では話したりする。」
「友達と、ご飯を食べながら話す。」
「テレビがないので、新聞やインターネットで情報を得ています。」

Q.デモや署名活動などの市民運動に参加したことはありますか?
ほとんどの人「参加したことがない」
「反徴兵制の運動で、あるグループがキャンドルを灯しているのを見ました。」
「参加したことがない。G8反対のデモなどガラスが割られたり、危険なイメージがある。」

Q.印象に残っている投票はありますか?
「UDC(スイス国民党)によって進められた犯罪歴のある外国人を国外退去を認める」という国民投票は印象に残っている。黒い羊を追い出すポスターについて友達と話した。

「スイスのことではないが、フランスで行われた2002年大統領選は印象に残っている。極右の大統領にすることを防ぐためにみんなが投票に行った。」


Q.国民投票はあった方がいいと思いますか?
「国民の意見を聞く良い機会だからいいと思う。」
多くの学生「国民投票がないと困る」
「わたしは投票について興味がないので、投票がなくてもいいと思う。」
「スイスの直接民主主義はとても重要だと思う。これからもこの制度を続けていった方がいいと思う。自分はそうではないけど、この制度を誇りに思っているスイス人もいる。」
「直接民主主義は完璧ではないので、間違った選択をしてしまうのもしょうがない。でも間違った選択をしてしまう可能性があるからと言って直接民主主義を否定する理由にはならない。ミナレットの建設が禁止された時など失望したけれど、直接民主主義をやめた方がいいと思ったことはない。なぜかというと、議員だって、間違う可能性があるから。法律は国民全員の気持ちをきちんと表す必要がある。当たり前だけど、国民投票などの直接民主主義の方が国民の意見をきちんと示すことができ、民主主義的だから。」
ミナレットの建設禁止について参考→http://www.hrw.org/ja/news/2009/12/04-3

取材に協力してくださった学生の皆様ありがとうございました。


2013年11月24日日曜日

ジュネーブ大学の学生!

ジュネーブ大学の学生さんに国民投票についての話をいろいろ聞かせていただきます。

近々アップしたいと思います。

2013年11月22日金曜日

スイス国民投票 現地レポート



http://www.ref-info.net/topix/topix64.html

こちらからご覧ください。
よろしくお願いします。


2013年11月20日水曜日

スイス国民投票 インタビュー


11月17日 ジュネーブにて。

ジュネーブ在住のスイス人 Wuillemin Timothée ティモテ・ヴィルマンさん(34)にインタビューさせていただいた。

スイスは「民主主義の模範」と呼ばれておりますが、なぜこんなにも投票率が低いのですか?(国政選挙、国民投票ともに50%を下回る)

インターネットや、郵送でも投票できるようになっているが、人によって関心が違うから難しい。例えば僕の個人的なことを言えば、農業についていきなり問われてもわからない。また、投票が多すぎて忘れる人も多い。国民投票が多い理由は、政党でも、団体や個人でも国民投票を請求することができるから。だから、いろんな種類のテーマがある。

年に何度も住民投票や国民投票が行われていて、多すぎると言う意見もありますが、どう思われますか

多すぎるとは思わない。内容の問題だと思う。例えば移民が起こした事件をきっかけに、国外退去させる連邦法が通ってしまったりするような危険はあるけれど、国民投票をきっかけに、人々がこういう問題があるということを知ることになる。自分も責任を担っている感覚がある。フランスでは多くを中央集権的にパリで決めていて、自分の意見を訴える機会が少ないから、文句を言う人が多いけれど、スイスでは実際に行動を起こすことも可能で、最終的には国民が投票で責任を負う。





2013年11月19日火曜日

スイス 国民投票 投票用紙


1 イニシアチブ「1:12  公平な賃金のため」に賛成ですか。

2 イニシアチブ「家族のためのイニシアチブ:自分で子守りする親のためにも税額控除を」に賛成ですか。

3 国道の使用料に関する連邦法の3月22日の改正に賛成ですか。(ヴィニエットと呼ばれる高速道路利用ステッカー)

解説

スイスでは一つの案件に関して、18ヶ月以内に10万人以上の署名が集まれば、その案件に関して国民投票にかけることができる。スイスの有権者は推定510万人であるから、約2%の署名を集める必要があるということになる。

1.会社内の最低賃金と最高賃金の格差を1:12までにするという法案。
この目的は、経営陣や役員の法外な給料を減らし、同時に安い給料を引き上げるということ。問題点としてあげられているのは、高額報酬者からの税収が減り、財政に問題が出るということ。

2.託児施設に子どもを預ける必要のない家庭は、その分、州政府に財政負担をかけていないことに加えて、託児費用控除も請求できないため、税金を余計に払っているというのだ。しかし、共働きを目指す家庭に水をさし、税収の減少にもつながる。

3.今まで40フラン(約4400円)であったヴィニエットと呼ばれる高速道路利用ステッカーが100フラン(約11000円)に値上げされるという案件。もし通れば、新しい道路建設、迂回路、騒音や、雪崩対策などに使われる予定だ。一方反対派は「これは隠れた増税に過ぎない。問題は解決されない。」と反発している。














2013年11月18日月曜日

1:12 間違った「いいアイデア」

スイス国民投票の設問の一つ。
会社内の賃金格差を12:1まで制限するか。


それに対しての反対広告。

間違った「いいアイデア」
高額報酬制度をやめると国家の財源がなくなる。

水のないプールに飛び込もうとする女性で
不安を煽るアピールをしています。

ジュネーブ!

ジュネーブに着きました。

毎日バタバタしています。

旧市街は石造りできれい。

街頭には国民投票のポスターがたくさん貼ってあります。

アップして行きます。

2013年11月16日土曜日

スイス国民投票について。

【国民投票/住民投票】情報室で、記事を書かせていただけることになっています。
貴重な機会を頂けたので精一杯頑張りたいと思います。

記事は会員制となっていまして、会員になっていただくと、全文を読むことができるようになります。
日本や世界の民主主義の歴史を知るのに欠かせない情報が盛り沢山です。
会員でない方は、この機会にぜひよろしくお願いします。

会員にならなくても、一部の記事は読めると思いますので、
そちらもよろしくお願いします。

明日ドイツを立ち、スイス、ジュネーブを中心に11日間の取材予定です。







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スイスの国民投票について、現地リポートを掲載します!

──1121日より5回にわたって連載──

 

今回の国民投票では、「112イニシアチブ──共に公正な給料に向けて」と呼ばれるテーマが注目されています。

これは、「会社規定の最高額の給料1カ月分は、会社規定の最低額の給料12カ月分を上限にする」ことについての是非を主権者・国民問うもので、賃金格差に上限を設けるべきかどうかの議論を呼んでいます。

この他に、託児所などを利用せず家庭内で子どもを育てている世帯に税金控除を認めるべきかどうか、高速道路の値上げを認めるかどうかについても同日、国民投票が行われます。http://www.ref-info.net/topix/topix62.html

 

当サイトでは、この国民投票について、欧州在住のジャーナリストで本会メンバーでもある大芝健太郎さんの現地リポートを掲載します。具体的かつ詳細なリポート、解説は大手メディアの報道をはるかに凌ぐものになります。

本会の会員には、その全文を読んでいただけます。

どうか、この機会に、本会や大芝健太郎さんを支援する意味も込め、会員登録をしてください。よろしくお願いします。




2013年11月14日木曜日

シェーナウの想い 上映会原稿

映画「シェーナウの想い」の上映会で日本の原発問題について、
そして先日ゴールドマン環境賞を受賞したウルズラスラーデックさんに
インタビューさせていただいたことについて。
お話をさせていただきました。
その内容をまだアップしていなかったので、下に添付します。

上映会の報告はこちら。
http://shibaken612.blogspot.de/2013/10/blog-post_20.html

ゴールドマン環境賞についてはこちら。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131030-00000302-alterna-int

映画「シェーナウの想い」についてはこちら
http://www.geocities.jp/naturalenergysociety/



……



こんにちは 大芝健太郎と申します。
Hallo zusammen, Ich heiße Kentaro Oshiba.
マックスウェーバーハウスでドイツ語の勉強をしています。三度の飯よりビールが好きです 笑
Ich lerne Deutsch im Max Weber Haus. Ich trinke lieber deutsches Bier als 3mal am Tag etwas zu essen.
今日は「シェーナウの想い」という映画を皆さんに紹介したいと思います。
Heute möchte ich den Film „Das Schönauer Gefühl" vorstellen.
僕は福島原発事故の後、「民主主義と原発」というテーマに興味を持ちました。
Nach dem Fukushima Super Gau, interessiere ich mich für Atomkraftwerke und Demokratie.
…………………………………………………………….
日本では原発に対して、反対している人が7割に達しています。
In Japan sind 70% der Bevölkerung gegen Atomkraft.
しかし、ご存知のとおり日本政府は原発政策をもっと進めていこうと考えています。
Aber trotzdem fördert die japanische Regierung das weitere Benutzen der Atomkraft.
原発問題についてすこし話していきたいと思います。
Jetzt möchte ich zum Problem der Atomkraft übergehen.
…………………………………………………………
皆さんご存知のとおり、2011年3月に起こった大地震により、福島の原子力発電所が爆発し、未曾有の大事故が起こってしまいました。
Wie sie alle wissen, gab es im März 2011 ein großes Erdbeben in Japan, in Folge dessen ein Tsunami entstanden ist, der das Atomkraftwerk in Fukushima beschädigt hat.
Dadurch kam es zu einem Super GAU.
2年たった今現在も修復作業が行われており、汚染水も海に垂れ流され続けていて、まだまだ収束には程遠い状態が続いています。
Sogar heute noch fließt weiterhin verstrahltes Wasser ins Meer und ein Ende der Reparatur ist noch lange nicht in Sicht.
また地震がきたら更なる大事故になることも指摘されています。
Wenn es jetzt wieder zu einem Erdbeben kommt, könnte ein weiterer GAU passieren.
……………………
現状避難している人が10万人以上いて、現地に残っている人も多くいますが、がんの増加も心配されています。
Momentan suchen mehr als 100,000 Menschen Zuflucht, weil ihre Wohnungen entweder zerstört oder unbewohnbar sind. Sie sorgen sich wegen der erhöhten Krebsgefahr.
放射性物質が、空、陸、海に飛散し、作付けできない土地や、汚染されて出荷できない農作物があります。
Die im Boden und in der Luft befindlichen radioaktiven Stoffe verbreiten sich alle unsichtbar.
Auf Grund dieser Verunreinigung des Bodens können viele Landwirte ihre Ernte nicht verkaufen.
被害額は5兆5000億円から279兆円といわれている。
Die Schadenssumme beträgt 55Milliarden bis 2.8 Billiarden Euro.
…………………….
そもそも、原子力発電所はどの程度、使われているのでしょうか?
In welchem Ausmaß wird in anderen Ländern Atomkraft verwendet?
原発事故前までは日本では3割ほどありましたが、2012年時点で1.7%です。
Vor der Atomkatastrophe wurde Japans Energie zu 30% aus Atomkraft gewonnen.
Seit 2012 nur noch 1.7%
一方ドイツではドイツは2010年時点では22.3%でしたが、2012年には16.1%、再生可能エネルギーは22.1%に達しています。
Deutschlands Energie hingegen wurde bis 2010 zu 22.3% aus Atomkraft gewonnen.
2012 waren es nur noch 16%.
Außerdem ist die Benutzung von erneuerbarer Energie auf 22% gestiegen.
……………………………….
原子力発電所のよいところは安いといわれていること。
Die Vorteile von Atomkraftwerken sind unter anderem, dass sie günstig Energie erzeugen können.
安定的に大量の電気を作ることができること。
Sie können stabil eine große Menge an Energie herstellen.
発電時に二酸化炭素を出さないということなどがあげられます。
Bei der Energiegewinnung entsteht darüber hinaus kein CO2.
…………………………..
逆に原発のデメリットは、燃料費以外のコストが多くかかる。大事故の危険性がある。
Im Gegensatz dazu sind die Nachteile der Atomenergie folgende:
Die Brennstoffkosten z.B. Uran sind niedrig, aber alle anderen Kosten sehr hoch.
放射性廃棄物の処理方法が決まっていない。核燃料サイクルの開始の目処が立っていないということなどです。
Die Gefahr eines Super Gaus ist vorhanden.
Wie man den radioaktiven Müll entsorgen soll ist noch nicht geklärt.
………………………………………….
ものにはなんでも、長所と短所があるので、議論の余地はいろいろあります。
Alles hat sowohl Vorteil als auch Nachteil. Jeder Mensch hat seine eigene Meinung.
しかし、その意見を表す機会が日本にはあまりないのではないかと思いました。
Aber in Japan gibt es wenigen Möglichkeiten seine Meinung zu äußern.
どうしたらこの問題を解決できるのかと考えていたときに、この映画のことを知りました。
Wenn ich überlege, wie man dieses Problem lösen könnte, dann würde ich auf diesen Film hinweisen.
僕はこの映画を日本で見ました。そしてとても感動しました。
Ich habe den Film in Japan gesehen. und ich war zutiefst gerührt.
そして、いつかドイツに行って、シェーナウを訪ねてみたいと思いました。
Dann habe ich mir gedacht, ich muss jegendwann Schönau besuchen.
その願いがこの夏にかないました。
Dann ist endlich mein Traum in Erfüllung gegangen.
僕は夏休みを使って自転車でシェーナウに行ってきました。
Ich bin in den Sommerferien mit dem Fahrrad nach Schönau gefahren.
まずは映画を見ましょう。話はそれからです。
Zuerst, lasst uns jetzt den Film gemeinsam anschauen. Danach erzähle ich Ihnen über Schönau.
…………………………………………………………………………..
※映画の上映
いかがでしたか?映画の中で語られていたことを少しまとめたいと思います。
Wie war der Film? Im Film wurden folgende Punkte angesprochen:
映画の中で発端はチェルノブイリ原発事故でした。
Zuerst ging es um den Super Gau von Tschernobyl.
節電キャンペーンを行いました。
Dann um eine Sparstrom Kampagne.
そして、一回目の住民投票が行われました。
Und die erste Bürgerentscheidung, die durchgeführt wurde.
プロパガンダもありました。例えば町は停電になり、仕事がなくなるだろう…など、
Und es gab auch eine Propaganda. Zum Beispiel: Der Strom fällt aus, arbeitslos werden…
2回目の住民投票でも僅差で勝って電力会社の設立を決めました。
Dann gab es eine Zweite Bürgerentscheidung.
そして、電力もう買取のための、寄付金集めのための「厄介者キャンペーン」を行いました。
Und eine „Ich bin ein Störfall" Kampagne.
そして、電力を引き継ぎました。
Des Weiteren, haben sie das elektrische System einer Firma gekauft.
映画ができたのは2009年のことです。現在のEWSはどのようでしょうか?
Der Film ist 2008 herausgekommen. Wie geht es EWS heute?
当初社員3人、顧客数は1700件でした。
Damals gab es 3 Mitarbeiter, 1700 Kunden.
現在は社員70人、顧客数13万件になっています。
Jetzt gibt es 70 Mitarbeiter, 130 Tausend Kunden.
チョコレート会社の「リッタースポーツ」もEWSの顧客です。
Sogar die Schokoladenfirma „Rittersport" ist auch ein Kunde von EWS.
99.6パーセントを再生可能エネルギーでまかなっています。
99.6% der erneuerbaren Energien werden benutzt.
…………………………………………………
ウルズラ・スラーデックさんにもお会いしてすることができました。
Ich konnte Frau Ursula Sladek treffen.
2012年には環境のノーベル賞とも称される「ゴールドマン環境賞」を授賞しました。
2012 wurde ihr sowohl der Nobelpreis für Umwelt als auch der überreicht.
日本でも脱原発が可能だと言っていた。
Sie hat mir gesagt, der man sich in Japan auch von der Atomkraft verabschieden kann.
「日本には、風力や地熱発電などたくさんの可能性がある」と、言っていました。
In Japan gäbe es nämlich viele Möglichkeiten, wie z.B. Windenergie, Erdwärmkraft usw.
そのための資料をもらってきました。
Zu diesem Thema habe ich viele Materialien zum Lesen mitbekommen.
もし、欲しいという人がいたらその資料もお渡しします。
Wenn es Leute geben sollte, die diese Materialien haben wollen würde Sie sie zuschicken.
私はウルズラスラーデックさんに言いました。
Ich habe Ursula Sladek gesagt, dass
「日本で「原発」国民投票をやりたい」
Ich in Japan eine Volksabstimmung über das Thema Atomkraft machen möchte.
「それはやらないよりはやったほうがいいけれど、とてもとても大変なことだと思います。」と答えました。
Sie hat mir geantwortet, dass sie denkt, dass es sehr schwer wird zu machen, aber es besser ist als nichts zu tun.
……………………………………………………….
そのほかに感じたことは、本当に小さな町でした。
Was ich von meinem Besuch in Schönau empfinden habe, ist das die Stadt wirklich klein ist.
みんなが顔見知りというのも本当のようです。
Das sich alle untereinander kennen, scheint auch die Wahrheit zu sein.
僕がシェーナウの町を歩いていると、知らない女性に声をかけられました。
Als ich durch Schönau gelaufen bin, wurde ich von einer unbekannten Frau angesprochen.
少し話しをすると、その人はウルズラスラーデックさんのママ友だとわかりました。
Als ich mit ihr gesprochen habe, hat sich herausgestellt, das ihr und U S Kinder Freunde sind.
町の人にシェーナウ電力のことを聞くと、みんな誇りに思っているようでした。
Wenn man die Leute über EWS fragt, scheinen sie sehr stolz darauf zu sein.
町の入り口には、「エコ電力の町」などと紹介する看板がありました。
Sogar am Eingang, findet man Schildes, auf denen „Alternative Energien „ stehen.
町は省エネに努めています。
Obwohl diese Stadt so wenig Energie benutzen wie möglich,
しかし、LEDの街灯を使っていて、ほかの町よりも夜は明るいと感じました。
Benutzt sie LED als Straßenlampen und sind in Gegensatz zu anderen Städten viel helles bei Nacht.
多くの屋根に太陽光発電や太陽熱による温水器が設置されていました。
Es gibt viele Dächer die von Solarzellen bedeckt sind.
……………………………………………………………
映画の中で紹介されていた、賛成派と反対派の溝を埋めるきっかけになった教会にも行きました。
Ich bin zu der Kirche gegangen, die den Menschen die für und gegen EWS waren den Anstoß geben hat sich zu vermögen.
そこには今、太陽光発電によって得た利益で、設置されたパイプオルガンがあります。
Dort gibt es jetzt durch die Energiesparung über Sonnenenergie eine Orgel.
このパイプオルガンは「太陽のオルガン」と呼ばれています。
Diese Orgel wird „Sonnenorgel" genannt.
………………………………………………………………..
さて、シェーナウでは電力会社設立のために2回の住民投票が行われました。
Nun wurden also 2 Bürgerentscheidungen für die Gründung von EWS durchgeführt.
バーデン・ヴュルデンブルク州ではシュトゥットガルト駅の建て替えについて「シュトゥットガルト21」計画について住民投票が行われました。
In Baden-Württemberg wurde eine Bürgerentscheidung über „Stuttgart 21" durchgeführt.
日本でも住民投票が行われることがありますが、ドイツほど頻繁ではありません。
In Japan gibt es nicht so viele Bürgerentscheidungen wie in Deutschland.
原発に対していろいろな意見を表す機会が日本では少ないのではないかと僕は思っています。
Meiner Meinung nach hat man in Japan nicht so oft die Möglichkeit seine unterschiedlichen Meinungen über Atomkraft zu äußern.
シェーナウでは住民投票をきっかけに、たくさんの情報と意見の交換が行われました。
In Schönau wurden vor der Bürgerentscheidung viele Informationen und Meinungen ausgetauscht.
そしてシェーナウでは意見を表明することができました。
Dann sie könnten ihre Meinungen äußern.

ベルリンの住民投票について書きました。

11月3日に行われたベルリン住民投票の原稿のことで頭がいっぱいでしたが、
昨日無事に最終校正も終わり、順次「国民投票/住民投票」情報室に掲載される予定です。

「国民投票/住民投票」情報室
http://www.ref-info.net/topix/topix62.html

いろいろ試行錯誤して格闘してきたことが、こうやって形になるのは本当に嬉しい!!
翻訳や、取材に協力してくださった人たち、家に泊めて下さった人たち。
そして読んでくださってる皆様。ありがとうございます。

今週の土曜日からは来週に行われる国民投票の取材にスイスに行ってきます。
国民投票大国のスイス。どんな話が聞けるのか、どんなことが起こるのか、楽しみです。

気持ちを入れ替えて忘れ物しないように頑張ります。うおー。

写真はベルリン市内の投票所で撮影。
投票の瞬間。自分たちの未来に関わる一歩。

2013年11月8日金曜日

Berliner Energietisch インタビュー


電力網を住民の手に取り戻すこの活動を進めてこられた「Berliner Energietisch(ベルリン・エネルギーテーブル) http://berliner-energietisch.net/ 」のStefan Taschner (ステファン・タシュナー)さん(43)に投票日の2日前だった11月1日に事務所に伺って話を聞かせていただきました。お忙しいところ快く取材を受けてくださいました。



これまでの活動と今の現状を教えてください。
「エネルギー供給網を市民に取り戻すための政令案を議会に通すためには3つの段階があります。

一つ目に私たちは署名を集め始めました。その署名は半年以内に2万人の有効な署名が必要でした。その署名は特定の用紙に住所、生年月日、名前、サインが必要なものでしたが、私たちは去年、街頭で3万人の4ヶ月で集めることができました。そして半年間、政治的な協議が行われましたが私たちの意見は受け入れられませんでした。そのため私たちは次の段階に向かいました。

二つ目の段階は半年で有権者の約5%にあたる約17万3000人の署名を集めなければなりません。今年の始めから6月の中旬まで、また同じように私たちは街頭で署名を集めました。役所でもチェックがされます。選挙権があるか、二度や三度署名をしている人がいないか調べられました。こうして有効な署名が22万7000人分集まり、2つ目の段階をクリアしました。この時点で議員が私たちの案を飲めばそれで終了でしたが、しかし議会が否決したために最終的に住民投票で争われることになりました。

今が三つ目の段階です。この住民投票で多数決を得ることはもちろんですが、それに加えて、有権者の25%つまり62万1000人以上の賛成票が最低でも必要になります。」

結果はどのように予想していますか?
「それを言うのはとても難しい。75%くらいは賛成すると思うが、実際に投票所に行って賛成してくれないとどうしようもない。これは誰もわからない。ただ嬉しい兆候としては、前回の水道事業についての住民投票よりも事前投票が多くされているということがわかっている。」

反対しているのはどんな人たちですか?
「FaktenBündnis(事実同盟) http://www.faktenbuendnis-stromentscheid.de/ と呼ばれる団体があり、そこが反対意見を出していますが、それに対して私たちはすでに財政問題など、根拠を示して反論をしています。」

メディアからの注目度はいかがでしょうか?
「すべての大手新聞社で取り上げられているし、寄稿論文なども掲載されている。多くのラジオや、テレビのニュースでも特集が組まれたりしている。ベルリンだけでなくドイツ中で話題になっている。BBCからも電話や生放送で取材を受けている。そして私たちに好意的に報道してくれることが多い。日本の活動家や報道機関からも取材を受けています。」

活動資金などはどのように得ているのですか?
「私たちの活動資金は3種類で成り立っています。まず一つ目は私たちは56の団体で成り立っているのですが、そこから出し合っているお金。二つ目が財団からのお金。そして三つ目が個人による寄付です。5ユーロから50ユーロが多いですが、100ユーロ以上寄付してくれる人も中にはいます。それらの3種類が大体同じくらいの割合ですね。」

ありがとうございました。





Special Thanks
Y.A(一緒に来てくださって、写真を撮ってくださったり、録音してくださったり、翻訳を手伝ってくださったり。本当にありがとうございました。一人では絶対できない取材でした。)

近年のベルリンの住民投票について


この図は投票率です。
前回成立した水道事業に関する住民投票よりも投票率は高かったのですが、
残念ながら今回のエネルギーに関する住民投票は失敗に終わってしまいました。

以下、ベルリンの住民投票(ベルリン・ブランデンブルク放送局より)

ベルリンで前回行われた住民投票は、2011年に行われたベルリンの水道企業の民営化について公開するか否かです。この住民投票は成立しました。666,235人のベルリン市民が賛成に投じました(98.2%の人が賛成)。そして、全有権者の27%が賛成ということで十分な数字でした。全体で678,507人が投票しました。

2009年に行われた「学校での宗教や倫理観について選択必修を導入すること」についての住民投票は失敗に終わりました。成立には過半数かつ、有権者の25%の賛成が必要です。しかし、たったの14.1%しか賛成に投票しませんでした。345,004人が賛成に投じ、反対が366,6721人でした。

2008年にはテンペルホフ空港を存続させるかどうかの住民投票。60.1%が賛成を占めましたが、こちらも全有権者の25%に達しなかったために否決になりました。

ベルリン住民投票 投票用紙はこんな感じです。



投票所で実際に使われている投票用紙をいただいてきました。
右上端が切られているのは集計の時に向きを揃えやすいようにするためだそうです。







Stimmzettel
投票用紙

bitte einmal so ankreuzen und nach innen zusammenfalten
一度だけ×印を書いてください。そしてこちらの面を内側にして折りたたんでください。

Abgestimmt wird über den Entwurf des Gesetzes „Gesetz für die demokratische, ökologische und soziale Energieversorgung in Berlin (Energie VG)", der im Amtsblatt für Berlin vom 20. September 2013 veröffentlicht ist und im Wesentlichen folgende Zielsetzung hat:

この投票は2013年9月に発表された「ベルリンの民主的で、環境、社会福祉に配慮されたエネルギー供給」という法案に関して行われるものです。この法案は以下のことを目的にしています。

• Errichtung von Stadtwerken als Anstalt öffentlichen Rechts, um Strom aus erneuerbaren Energien zu erzeugen und Energieeinsparmöglichkeiten zu nutzen

公共の権利のために再生可能エネルギーを促進し、可能な限り節電する市営企業を創設する。

• Errichtung einer Netzgesellschaft als Anstalt öffentlichen Rechts mit dem Ziel, die Stromnetze zum 1.1.2015 zu übernehmen

この市営電力企業は、2015年1月1日に電力網を引き継ぐことを目的にしている。

• Entgegenwirken von Energiearmut (Energiearmut ist der mangelnde Zugang zu bezahlbaren Energiedienstleistungen)

電力による貧困をなくす(支払い可能なように進めていく)

• Schaffung von demokratischen Beteiligungsmöglichkeiten durch Direktwahl des Verwaltungsrats, Initiativrecht und Versammlungen

直接投票で選ばれる管理委員会、会議、集会を通じて、
できる限り参加可能で民主的な企業を実現する。

Abstimmungsfrage
投票の設問


Stimmen Sie diesem Gesetzentwurf zu?

この法案に賛成ですか?

Ja はい
Nein いいえ

2013年11月6日水曜日

歴史的瞬間に立ち会えた幸せと失敗

住民投票などの直接民主主義をテーマにし始めて、
もうすぐ2年がたちます。

11月3日にはベルリンで住民投票があり、
その現場に立ち会わせていただくことができました。

電力の自治化を求める住民投票。
残念な結果となりましたがハイデルベルクに帰ってきてからも、その興奮はやみません。

今「国民投票 住民投票 情報室」
http://www.ref-info.net/index.html
の記事を書かせていただいているところです。

いろんな方に支えられて現地取材を行うことができましたが、
僕の忘れ物の多さには本当に自分で辟易しています。

お渡しするはずの写真、ベルリンの地図、アンケート、過去の新聞記事、
カメラのデータをiPadに送るアダプター(これを忘れたせいで、写真をアップすることができず泣)

そして個人的にはタオルと、ベルリンで買った美味しいお惣菜と、家の鍵。


この4日間だけでこれだけのものを、起き忘れたり、持ってくるのを忘れるって本当に反省。

2013年11月4日月曜日

賛成派より。

私たちは、59万9565人のベルリン市民に感謝致します。
83%が支持したということは大きな成功という他ありません。
そして、今一度この住民投票に関わった全ての方々に心から感謝します。
12時頃から今回の結果を受けてのエネルギーテーブルの公式声明を発表します。

ベルリン住民投票について。【結果】

悔しい結果になってしまった。

投票率は全体で29.1%
開票されたうち賛成票が83%を占めたものの、
結果が有効になる全有権者の25%に賛成票が届きませんでした。

賛成票はわずかに届かず24.1%




設問は「ベルリンの電力供給の再自治化について賛成か反対か。」

再自治化というのはどういうことかというと、
もともとベルリンは市営の電力会社がベルリンを管理していたのだが、
欧州電力自由化の波にのまれ、ベルリン市営電力会社は
バッテンファルという原発なども有するスウェーデンの企業に買収されてしまったのだ。

再自治化というのは、電力供給をまたベルリンが取り戻すということ。
それによって、再生可能エネルギーの導入や、民主主義的な経営、貧しい人への電力の供給などができるようになるということが言われていたのだ。



賛成派と反対派を簡単に整理してみる。


エネルギー自治の賛成派は「ベルリン エネルギー テーブル」
http://berliner-energietisch.net/

これは、ドイツの環境団体をはじめとした56のグループが元になっている。
そこに緑の党、左派党、海賊党なども賛成。ドイツ社会民主党も最初は賛成していたが、投票直前になって態度を曖昧にした。


反対派は「事実同盟」というグループ http://www.faktenbuendnis-stromentscheid.de/
キリスト教民主同盟も反対。


エネルギー自治化に賛成派は、積極的にキャンペーンやアピールを行ったが
反対派は、通り一遍の意見を出すのみで、反論はせず。
ただただ何も言わず、議論が盛り上がらないように努めているようであった。


駅で電車を待つベルリン在住の女性に人に今回の住民投票についての話を聞くと
「反対派の話は聞いたことがない」という。

実際に町を歩いていて、目にするのは賛成派のポスターや、ステッカーなどのアピール。
新聞広告や電車の中吊り広告なども賛成派のみであった。

普段は関心の高い「電力について」の議題も、
反対派の住民投票を盛り上げないキャンペーンが功を奏し、
天気の悪さもあいまって、今回の低投票率につながった。

賛成派はこの結果を受けて、
「有効な数字には届かなかったが、民意は明らかになった。
この結果をもとに、また政治家に働きかけていきたい。」
ベルリン・ブランデンブルク放送(Rundfunk Berlin‐Brandenburg )のインタビューに応えた。

2013年11月2日土曜日

ベルリン 住民投票 アピール

ベルリンにきています。


11月3日にベルリンで
「ベルリンのエネルギー供給の再自治化」に賛成か反対かについての住民投票があるためです。

もし賛成派が勝てば、
ベルリンでは再生可能エネルギーによる供給を100%にすることなどを目指します。

住民投票1日前で、街中のいたるところにポスターや、落書きを含めたアピールなどが踊っています。

昨日は、エネルギー自治化を進める団体のオフィスに伺ってお話を聞かせていただきました。
ハイデルベルクに帰ったら写真等アップしますね。

明日はとうとう投票日、雨が止んでくれるといいんですが。

今はバッテンファルというスウェーデンの原子力とかもやってる会社がベルリンの電力網を握っているのですが、下の動画の中で書かれている落書きというかアピールには、
「バッテンファルから、プラグを抜こう!住民投票で賛成を投票しよう!」と語られています。 

こういうキャンペーンがやられていることに喜びを隠せず、
興奮気味でドイツ語と日本語がめちゃくちゃ(笑)