2013年11月4日月曜日

ベルリン住民投票について。【結果】

悔しい結果になってしまった。

投票率は全体で29.1%
開票されたうち賛成票が83%を占めたものの、
結果が有効になる全有権者の25%に賛成票が届きませんでした。

賛成票はわずかに届かず24.1%




設問は「ベルリンの電力供給の再自治化について賛成か反対か。」

再自治化というのはどういうことかというと、
もともとベルリンは市営の電力会社がベルリンを管理していたのだが、
欧州電力自由化の波にのまれ、ベルリン市営電力会社は
バッテンファルという原発なども有するスウェーデンの企業に買収されてしまったのだ。

再自治化というのは、電力供給をまたベルリンが取り戻すということ。
それによって、再生可能エネルギーの導入や、民主主義的な経営、貧しい人への電力の供給などができるようになるということが言われていたのだ。



賛成派と反対派を簡単に整理してみる。


エネルギー自治の賛成派は「ベルリン エネルギー テーブル」
http://berliner-energietisch.net/

これは、ドイツの環境団体をはじめとした56のグループが元になっている。
そこに緑の党、左派党、海賊党なども賛成。ドイツ社会民主党も最初は賛成していたが、投票直前になって態度を曖昧にした。


反対派は「事実同盟」というグループ http://www.faktenbuendnis-stromentscheid.de/
キリスト教民主同盟も反対。


エネルギー自治化に賛成派は、積極的にキャンペーンやアピールを行ったが
反対派は、通り一遍の意見を出すのみで、反論はせず。
ただただ何も言わず、議論が盛り上がらないように努めているようであった。


駅で電車を待つベルリン在住の女性に人に今回の住民投票についての話を聞くと
「反対派の話は聞いたことがない」という。

実際に町を歩いていて、目にするのは賛成派のポスターや、ステッカーなどのアピール。
新聞広告や電車の中吊り広告なども賛成派のみであった。

普段は関心の高い「電力について」の議題も、
反対派の住民投票を盛り上げないキャンペーンが功を奏し、
天気の悪さもあいまって、今回の低投票率につながった。

賛成派はこの結果を受けて、
「有効な数字には届かなかったが、民意は明らかになった。
この結果をもとに、また政治家に働きかけていきたい。」
ベルリン・ブランデンブルク放送(Rundfunk Berlin‐Brandenburg )のインタビューに応えた。