2014年1月5日日曜日

ドイツの電力の22%を占める再生可能エネルギーの現実。ich war am Nordsee.


Ich war an der Nordsee.

Dort sah ich viele Windkraftanlagen.

Schon 2012 bestand 22% der in Deutschland produzierten Energie nur aus erneuerbare Energie.



ドイツでは、2012年には再生可能エネルギーの発電量が22.1%にまでのぼる一方、
原子力による発電量は2000年には30%近くあったが、今では半減している。
このまま再生可能エネルギーの発電量が増え、
原発による発電が減るという傾向は更に強まることが予想される。

それ自体とても喜ばしいことだが、数字だけ追ってもなかなか実感がわかないので、実際のところが見てみたかった。

南ドイツは太陽光発電が有名なだけあって、小さな田舎町の普通の家にソーラーパネルがついているのを見つけるたびに嬉々としていたが、風力発電はそれほど見つけることができなかった。

しかし、ドイツの再生可能エネルギーの主力は風力だ。
僕は「北ドイツの風力発電はすごい」という噂をかねがね聞いており、
絶対にいつか行きたいと思っていた。

北ドイツのシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州の風力発電所群を、
風力発電の技術者の Jürgen Meggers (30)さんに案内していただいた。
ここの発電所群ができたのはそもそも、北海の近くで風が安定しているという理由から。
そして近くにあるブルンスビュッテル原子力発電所が2007年に稼働停止して、もう既に廃炉も決まっているので、前に使っていた原発の送電網をそのまま利用できるからだそうだ。
ドイツの大手電気製品会社 Siemens (シーメンス)の大規模な太陽光発電や、風力発電もここに設置されている。


僕はその風力発電の圧倒的多さと大きさに、興奮してシャッターを切る手が止まらなかった。太陽光発電が電気の畑ならば、ここは電気の林という感覚。電力発電が文字通り林立していた。大型で最新のものは5MW(一般家庭約1150戸分!)も発電できるそうだ。


ナセルと言われるプロペラを支えている部屋の中も見せていただいた。
中にはプロペラを停止させるブレーキ、冷却器、オイルタンク、油圧計、コンピュータ、それらをつなぐ配管やコードなどが所狭しと張り巡らされていた。
僕には風力発電はどれも同じに見えるし、外から見るとプロペラにタービンがついているだけ単純な装置に見えた。仕組み自体は簡単なのだが、より効率良く発電するための仕組みや工夫がされており、より多く発電ができるように日々改良が続けられている。

例えば、時々風があって他の風力発電のプロペラが回っているのに、
プロペラが止まっているのを見かけることがないだろうか。

僕はそれは何か故障して不具合があるのではないかと思っていたのだが、理由は二つ考えられる。

一つは風が強すぎる場合。台風のような豪風ではプロペラを止める。

そしてもうひとつは、風向きに合わせて効率よく発電できるように、ナセルごと、プロペラの向きを変えるために一度止まっているのだそうだ。

止まっているように見えても実は、
よく見ると上部全体がゆっくり回転しているのを見ることができるかもしれない。
つまりプロペラは回転していなくても、風力発電自体は回転していたのだ。
まったくよく働く(回る)風力発電であった。

僕もよく働きもせず、休んでいるかのように思われているが、止まっているように、故障しているように見えて、実は世の中の風向きを確かめながら、世界がどこに向かうべきかを考えているのである。今もビールを飲みながらiPadをいじっている。

僕も休んでいるようで、実は風力発電のように働いているのだ。