2014年6月13日金曜日

「ウナギが食べられなくなるのが嫌だからウナギを食べない」


中日新聞の社説より抜粋

ついに、世界で最も権威ある絶滅危惧種のリストに載ってしまった。万葉の昔から親しんできたウナギの味を、魚食文化の"華"の一つを、子孫に伝え残すことができるのか。世界から試される。
 環境省は既に昨年、日本版レッドリストにニホンウナギを載せていた。国の特別天然記念物であるアマミノクロウサギやライチョウなどと同様、野生では絶滅の恐れがあると、警告を発していた。
 国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストは、いわば本家からの指摘である。各国の施策に与える影響力も小さくない。
 三段階の分類中、緊急度は二番目。近い将来、絶滅の危険が高い種だ。ジャイアントパンダやトラと同じ仲間である。
 法的拘束力はないものの、世界で取れるウナギの七割を食べているという日本や日本の食文化に対する視線が、国際的に厳しくなるのは間違いない。輸出規制も強まるだろう。
 激減の主因に挙げられるのは、稚魚のシラスの乱獲だ。ことしは比較的、取れているとはいうものの、減少傾向に変わりはない。
 私たちが食べるウナギは、ほとんどが養殖だ。河口付近でシラスを捕らえて養鰻(ようまん)池に入れ、栄養の高い餌を与えて大きくしたものを食べている。
 ウナギから見れば、稚魚のときに捕獲され、育てられ、繁殖せずに食べられる。天然のシラスを用いないウナギの完全養殖は、技術的には確立しているものの、商業化にはまだまだ時間がかかる。今のままでは、いつかいなくなってしまうのは、当然なのだ。

小学校の時、ウナギの掴み取りに連れて行ってもらって、泥の中で奮闘してやっと一匹

「ウナギが絶滅危惧種に指定された」
このニュースを読んでどんな選択をするのか。

僕の中の一人の自分はこう未来を思い描きます。

僕はウナギが大好きだから
「やばい!今のうちにたくさん食べておこう。」
…数年後、ウナギが絶滅。
「ウナギが食べられるうちに食べといてよかった。最近の人はウナギの美味しさを知らないなんてかわいそうだなぁ。」


こんな自分はなんか嫌だ笑

でも何が嫌なのか。ウナギがいなくなるということは、「地球」という生命体を構成する一つがかけてしまうというか。僕は、時々「地球」を自分を重ね合わせたりするのだけれど、そう思うと、なんだか自分の細胞一つがなくなるというか、そのことによってどんな影響が起こるかはわからないけど、なんだか気持ちが悪い。

僕は今、ウナギを食べなくても生きていけるし。食べようと思えば食べられもする。
とても自由な選択肢を与えられている。なんと幸せなことだろう。

でも僕がウナギを食べることによってウナギという種の生き残りを危うくする。
もし、絶滅なんてしてしまったら、もうウナギを食べることができないのだ。
そんなのは絶対に嫌だ。子どもにも一回くらいはウナギを食べさせてあげたい。
(子どもの予定はないし、僕の子どもの時代にはもっとおいしいものがあるかもしれないけど笑)


というわけで、僕はウナギが大好きなんだけど、
今日から
「ウナギが食べられなくなるのが嫌だからウナギを食べない」
と決めました。なんだか、わかりづらいですね。でもまぁそういうことです。

だから、僕をウナギ屋さんに誘わないでくださいね。(今まで誘われたことなんてないけど)
その代り、ウナギが絶滅危惧種から解除されたら特上の美味しいうな重を一緒に食べましょう。