2015年2月20日金曜日

与那国2日目

2月18日の八重山毎日一面



夜中に風の音が気になって何度も目覚めたが、朝になって目が覚めた時にはさっぱり気持ち良く起きられた。今日からはある民宿を予約しているので、なんだかんだで3日ぶりのシャワーが浴びられることが朝起きた瞬間から楽しみ。

朝は曇り空。この時期は霞がかるのが通例らしい。それでも原色に綺麗な花と異国でしか出会えない植物は僕を楽しませてくれる。

お借りしたテントをたたんでお返ししようと思ったら、「また使っていいよ。共同売店に置いてもいいよ」というお言葉に甘えて、キャンプ場のある比川の共同売店に置かせていただいた。与那国の思い出になるくらい美味しかった昨日のパクチーのサラダを作りたい。共同売店でパクチーを売っているのを見つけて迷わず手にとり、店員さんに「パクチーを与那国の人はどうやって食べるのですか」と尋ねると、ツナ缶と一緒に和えると言うので、ウキウキした気分でツナ缶とトマトを買った。

ちょうど比川から、今日お世話になる租内まで車で行かれるという方がいらっしゃって、乗せてくださった。その方は自衛隊基地建設には反対。理由はいろいろが、自然が日々壊されていくことに悲しみを感じているという。民宿の前まで送っていただいて、しかも自転車も貸してくださるという話までしていただいた。

宿に入ると可愛いワンちゃんが激励をしてくれた。「ごめんなさいね、大丈夫?」と女将さんが暖かく迎えてくださった。午前中で普通はチェックインの時間ではないのだが、柔軟に対応してくださって大変助かった。20㎏以上になる荷物を置くと飛べるんじゃないかと思えるくらい体が軽くなる。

新しい土地に着いたら、とりあえず散歩をしたい。歩くことで感じる全てがその場所にいる意味だと思う。今の時代、世界中の記事がネット上で読むことができる。でも散歩はできない。google earth も street view もめちゃくちゃすごいけど、やっぱり散歩には敵わない。どうせ散歩に行くならということで、可愛いワンちゃんの散歩を申し出て、この町をよく知る「彼」と一緒にカメラを持って出かけた。道中で飛び込んでくる両派の張り紙や幟を見つける度にカメラを構えた。町の人にはよほど変な人と思われていた違いない。一方「彼」の方は曲がり角などでは必ずマーキングをしていた。彼も相当忙しいようだった。

少し歩けばナンタ浜という浜辺に着く。サンゴが流れ着く綺麗な浜辺だ。今は幸いシーズンではないので、客がいなくてプライベートビーチの装いだ。ワンちゃんと波打ち際をゆっくりと散歩する。ここには自衛隊が来る気配は全く感じられない。波の音が何度も響くだけだ。

散歩から帰って早速シャワーを浴びた。シャワーを浴びなくても別に死にはしないけれど、やっぱり気持ちがいいもんだ。髭も剃ったので4歳くらい若返った気もする。

記事を書きながら、女将さんからいただいたご飯に、共同売店で買ったパクチーとツナ缶にトマトを入れてポン酢をかけた与那国満喫のお昼ご飯を食べ、久しぶりのベッドで少し仮眠をとって、また出かけることになる。今日から期日前の投票日なのだ。

期日前投票は2月19日から2月21日まで。時間は8:30から20:00まで。租内地区の構造改造センターにて。

租内の期日前投票所







「不正のない住民投票を実現したい町民有志」の方々は中学生も参加する住民投票に不正が行われないよう、一緒に投票所と駐在所をまわり以下のような文章を手渡した。






夕方には町役場の前でデモンストレーションを行なった




この後、比川で自転車をお借りして、久部良地区で急遽行われることになった映画「はての島のまつりごと」上映会に伺った。

会場は「リストランテ テツ」さん
広間を無料で開放し、10人ほどの参加者にサラダ、ピザ、パスタなどを振舞ってくださった。またこの映画の監督も今日着、明日発という弾丸で与那国に飛んできて、参加者と撮影当時の話、現在の状況の共有などで上映後の話も盛り上がった。



与那国生まれの参加者の一人は「この住民投票の本当の問題は基地についてではなく、自治の問題だ。」という。「石垣などと合併を迫られた時、与那国町には自立ビジョンがあった。それが守られていない」

関連情報
沖縄タイムス
与那国住民投票:島の営み100年後も 民俗資料館の池間さん http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=103882

毎日新聞
与那国:陸自配備住民投票…期日前投票始まる http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20150219rky00m040002000c.html