2015年12月5日土曜日

問い直せ!「民主主義ってなんだ?」


「民主主義ってなんだ?」
「Tell me what democracy looks like?」

今年の流行語大賞にもノミネートされた「SEALDs」

「民主主義」を問い直す。定義し直す。

愛基と、まなちゃんと、牛田くんの3人の掛け合い。
高橋先生は聞き手としてリードしながら、知識と45年前の経験が重なる。
対話形式で、読みやすくて、勉強にもなる1冊だった。

一番印象に残っているのは
愛基の言うこの一節

 僕が思う民主主義っていうのは、エライ人になんでも任せっぱなしで文句いうだけじゃなくて、色んな人がいる社会の中でどうやって生きていくか、個人として引き受けて、考えたり、発言したりし続けること。まあそれってかなりめんどくさいのですが(笑)。それはずっと言ってます。「民主主義だから仕方ないし、やるか・・・・」的な。で、その主体者は常に個人じゃないといけないと思うんですよ。だれかが言ったからじゃなくて、自分の意思として引き受けるのが大事。
これにはすごく共感した。

「周りの人がどうだ」とか「安倍さんがこう言っているから」「上司が、先生が…」とか横からも縦からも圧力が強いのは、わかるけど、後で他の人のせいにしないためにも個人がどうであるべきかが問われている。

極端に言えば、戦時中は「殺せ」と命令されたから殺した。

とかが普通に起こっていた。
「自分はそんなことまではしない」って「そんなこと起こるわけない」って今は思うかもしれない。

しかしそういう時代が実際には日本にもあったし、これからも起こりうる。だからこそ、世の中に起きている一つひとつ、横や縦のつながりの中で生まれる話や、マスコミやインターネットの情報を、めんどくさいけど、疑ったり、問い直して、考えたり議論して発言することをしていくことが必要なんだと思う。

後からでも文句を言えるのはまだいい方で、だんだん文句すらいうのも無駄な気がしてきて、めんどくさくなってるところもある。「どうせ、何も変わらないし。」実際には何か発言や、行動を少しでもすれば、周りに影響を及さないわけはなくて、確実に変わっているんだけど、それが実感できてない。

デモクラシーを英語に訳すと「people's power」っていう話が本の中に出てきたけど、僕にとって、民主主義っていうのは「私がこの社会を動かしている」ってみんなが思える環境というか。自分の想い、言葉、行動が周りの友達、そして社会と繋がって、形成されていく。それは事実なんだけど、実感できることがとても大事。


よく親の世代の人から「私たちの世代できちんと〇〇してなかったから、こんなことになってしまった。私たちの責任です。申し訳ない。」みたいな話をされるのだけれど、僕からしたら、あなたたちのせいだとは少しも思っていないので、謝られても全くピンとこない。むしろ僕は僕の責任でデモに参加したり、発言したり、今起こっている社会問題に関わっているので、「私たちの責任で…」とか言われるとちょっとなんか、面倒みてもらっているようで、僕の責任感に干渉されているような気までしてしまって違和感がある。もちろんそういう意味で言っているんではないと思うけれども。

逆に「私たちはもう年だから、後は若い人たちに頑張ってもらいたい。」みたいな話も、「いやいや、私は私でやりますけど...」と、責任を押し付けられるような言葉も違和感を感じる。


僕は住民投票や国民投票などの「直接民主主義」をテーマにしている。人はみんな平等ではないけれども、一人一票という平等な権利を持っていて、その決定権を元に情報を得て、議論をして、投票し、その結果に責任を持つ。投票結果ではなく、その前後にこの住民投票、国民投票の大切な部分がある。それをきちんとお伝えしていきたい。




12月6日は日比谷野音でSEALDsのデモがある。
僕は明日の午後、東京に帰るので遅れるが参加予定。


■12月6日(日)13:00-日比谷野音
学生,学者,政党(民主党/日本共産党/社民党/生活の党),文化人スピーチ他。集会後、銀座大行進
「作られた言葉ではなく、刷り込まれた意味でもなく、他人の声ではない私の意思を、私の言葉で、私の声で主張することにこそ、意味があると思っています。私は私の自由と権利を守るために、意思表示することを恥じません。そして、そのことこそが私の〈不断の努力〉であることを信じます」
■SEALDs■
「安保関連法の廃止を求める学生・学者・市民の共同行動」
日時:12月6日(日)13:00~14:30 
場所:日比谷野音
内容:学生・学者・政党(民主党/日本共産党/社民党/生活の党)・文化人スピーチ他
集会後、銀座大行進

http://www.sealds.com/