2016年12月23日金曜日

『国民投票の総て』クラウドファンディングスタート




昨年は「同性婚」の是非を問う国民投票が行われたアイルランドや、「EU離脱」の是非を問われたイギリスに滞在し、先月帰国しました。

そして現在、尊敬しているジャーナリストの今井一さんの下で、制作委員として『国民投票の総て』という本に関わらせてもらっています。すでに2480件以上も行われている国民投票から選りすぐった700件ほどをリスト化し、その中でさらに重要なものについては詳細に報告していきます。私は現地取材したスコットランドやイギリスの国民投票などについて執筆致します。

民主主義の制度のもとで、私たち一人ひとりには主権者として国や、地域の政治について決定権を持っています。その決定権がどれほど意識されているでしょうか。

私が思うのは選挙で選ばれただけの少数者が、国民の多数の意見に背いて立法を繰り返すような、そしてそんな議員を国民が許してしまうというのは、日本が間接民主制しか活用できていないからです。実質「選挙が唯一の参政権」「議員が民意」という状態です。

そしてもっと深刻なのは「私は賢くて、大衆はバカだ。」という発想。それは残念ながら議員にも、マスコミにも、社会派にも、保守派にも見られます。批判はもちろん必要ですが、「私は正しい。あなたたちはもっと勉強しろ、もしくは黙れ。」という発想。これは通りません。

国民投票は全員が一人一票を持ちます。あなたもあなたの友達も、意見の違う人も一票ずつ。選挙のように誰かに託すわけではなく、あなたが決定権を持ち、大衆の決定権も認める。今年は日本だけではなく、海外でも「EU離脱」「コロンビアの和平条約否決」「イタリアの憲法改正否決」、国民投票ではありませんが「トランプ当選」でもポピュリズムという言葉での「大衆批判」が目立ちました。なぜ大衆がそういう選択をしたのか、その理由を根本的に理解し、対案を示し説得もせずに「大衆はバカだ」と大衆の決定を批判するのは、ナンセンスです。「一人一票」で国民の一人ひとりの決定権を認められなければ民主主義を語る資格はありません。

日本では国政レベルで間接民主主義しか活用されていませんが、国民投票を通じて、直接民主主義も活用すべきです。しかし国民投票をすればいいというわけではありません、見本とすべき事例も、失敗と呼べる事例もあります。日本で初めて行われつつある国民投票を前に、世界の事例をこの本で紹介したいと思います。


そんなわけで現在、私の全ての時間と労力をかけて目下制作中の『国民投票の総て』のクラウドファンディングが始まりました。すでに私の友人を含めて19人の方に164,000円の支援をいただいております。どうもありがとうございます。支援してくださった方々、本が届くのをどうぞお楽しみに。

私たちは出版社を介さずに流通させようと思っています。そのため、金銭的な支援は難しいという方には、この投稿をシェアしてくださるだけでもとても大きな力になります。どうぞよろしくお願いいたします。

https://camp-fire.jp/projects/view/15563




2016年12月21日水曜日

憲法9条と私


最近、憲法9条について話をさせていただく機会をいただいたので、考えをまとめておきたい。

憲法9条(戦争の放棄)
1. 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2. 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

私の戦争の放棄と交戦権の否認。

個人的にはまず戦わない。
殺したくないし、殺されたくない。
誰の命も奪いたくないし、奪われたくもない。
「大切な人を守るために、誰かを殺す」なんて通らない。
殺された誰かを大切に思う人もいるのだから。

逃げられないなら、戦う。
武器や核兵器を持たずに。
ガンディーのように非暴力、不服従で。

憲法9条の条文は尊いと心から思う。でも残念ながら、その9条の条文に込められている精神は、もう現在には引き継がれていない。


自衛隊は違憲か?集団的自衛権は違憲か?
自衛隊は違憲だし、集団的自衛権も違憲である。立憲主義に反していると考えている。自衛隊を解散するか、集団的自衛権を停止する必要がある。

憲法9条が現状骨抜きになってしまっており、
憲法9条を持ちながら「自衛のため」と言いながら、
戦争が起こり得るのが現状だ。

とにかく国家の根幹である憲法の精神を、
少数の一時的な任期を得た議員のみで変更させるべきではない。

憲法を変えずに、現在の自衛隊は戦地の南スーダンに派遣されている。
自衛隊や集団的自衛権を保持するなら憲法を変えなければならない。


憲法9条を変えるべきか?
現状、集団的自衛権から手を引くことはできるとしても、
自衛隊を即刻、解散することは難しいだろう。

だから、個別的自衛のための戦力を保持する「自衛軍」を明記した憲法には変える必要があると私は考えている。そして「集団的自衛権は認めない。」と明記する。

その上で、現在保持している自衛隊は戦力として引き継ぎ、
日米地位協定を正常化し、沖縄への過重負担をやめ、最低でも県外に移転させる。



自民党の憲法改正草案について

第二章 安全保障
第9条(平和主義)
1 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動としての戦争を放棄し、武力による威嚇及び武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては用いない。
2 前項の規定は、自衛権の発動を妨げるものではない。

第9条の2(国防軍)
1 我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全を確保するため、内閣総理大臣を最高指揮官とする国防軍を保持する。
2 国防軍は、前項の規定による任務を遂行する際は、法律の定めるところにより、国会の承認その他の統制に服する。
3 国防軍は、第一項に規定する任務を遂行するための活動のほか、法律の定めるところにより、国際社会の平和と安全を確保するために国際的に協調して行われる活動及び公の秩序を維持し、又は国民の生命若しくは自由を守るための活動を行うことができる。
4 前2項に定めるもののほか、国防軍の組織、統制及び機密の保持に関する事項は、法律で定める。
5 国防軍に属する軍人その他の公務員がその職務の実施に伴う罪又は国防軍の機密に関する罪を犯した場合の裁判を行うため、法律の定めるところにより、国防軍に審判所を置く。この場合においては、被告人が裁判所へ上訴する権利は、保障されなければならない。 
第9条の3(領土等の保全等) 国は、主権と独立を守るため、国民と協力して、領土、領海及び領空を保全し、その資源を確保しなければならない。

「戦争の放棄」が「安全保障」に変わっている。
つまり「国民は、主権と独立を守るために領地を保全し、確保しなければならないとある。」領地を守るために、人に武器を向けるよりも逃げたい。その権利があるだろうか。

自民党の改憲案には賛成できないが、伊勢崎さんの提言する「新9条」や、井上達夫さんの言う「9条を廃止した上で、戦力統制規範を定めるべきだとする案」などをまずは複数の改正案を国民投票にかけ、その中で一番投票者の多かったものと、現行の9条を決選投票にかけるのが、1番民意に沿った憲法になる。

今、私は世界の国民投票の歴史をたどっているのだが、多くの国で憲法の制定の際には国民投票にかけられている(形式的なものもあるが、それでもやはり国民投票にかけられている)、日本では大日本帝国憲法も、日本国憲法ですら、国民投票にかけられていない。憲法を政治家のためのものではなく、まずは私たちのものにする必要があるのではないか。押し付け憲法かどうかと言う些末な議論ではなく、その中身について、私も含めて考え議論し、最終的に国民が決定する必要がある。


参考にこちらをどうぞ。



2016年12月17日土曜日

「国民投票」のルールについて考える。



12月12日、参議院会館での国民投票のルールについて考える会合に参加しました。ジャーナリストの今井一さんの呼びかけにより、法哲学者の井上達夫先生、映画「第九条」の監督、脚本の宮本正樹監督、メディア論の田島先生、『問題は英国ではない、EUなのだ 21世紀の新・国家論』の堀茂樹先生、「原発プロパガンダ」の本間龍さん、『超早わかり 国民投票入門』の南部義典さん、参議院の桜井充議員と参加者の中で活発な議論が交わされました。

国民投票は公職選挙法のように厳しい禁止事項(運動期間、戸別訪問の禁止など)がないため、いわゆる大阪都構想を問う大阪の住民投票のように、選挙よりも国民が自由にキャンペーンや議論を進めることができます。しかし、問題点もまだ多く残っています。

当日は主に「CMの規制」「キャンペーンに費やす金の上限を設けること」などについて議論されました。

表現の自由、「国民投票運動の自由の確保」という点では、規制は望ましくないが、一方で「国民投票の公平性の確保」について考えると、国民投票運動CMは、国会発議後、投票期日15日前までは許されるものであり、資金力の多寡によって、賛成、反対の勧誘CMの放送料に偏りが生じます。また全期間を通じて、勧誘に至らない内容の意見表明CMは許されることから、いわば脱法的な運用の弊害が懸念されるという指摘もありました。

他にも問題点として、スポットCMの規制はあるが、インターネットは規制されていないということが挙げられます。現在は若者を中心にテレビを見なくなり、インターネットが重要になってきています。テレビCMを規制してもインターネットでのCMが無制限に許されれば、それもまた公平性に欠けてしまいます。

またイギリスのやり方に習い、かけられる金額に上限を設けるにしてもそれを、いくらにするのが妥当なのか。イギリスでは政党は得票率に応じて、金額が決められているが(保守党は700万ポンド、労働党は550万ポンドなど)、日本ではどのように設定すべきか。という課題も残っています。

「憲法改正に関しては最低投票率を設定すべきだ」という意見もありますが、最低投票率の設定はボイコット運動の可能性が否定できず、憲法改正案の内容によっては、高い投票率が望めない場合があります。改正ができず、憲法条文の空洞化を招くことはより深刻です。

咋夏から、選挙年齢は18歳に引き下げられていますが、現在の国民投票法で定められた投票年齢は、18年6月20日までは20歳以上のままです。

上記のように、現行の国民投票法にはまだまだ、改善点があるのが現状です。この会に参加した桜井充議員は、超党派でこの問題の解決に動くことを、その場で約束してくださいました。


参考文献








2016年12月11日日曜日

奔走20代!久しぶり出演なりー!


約1年ぶりに「奔走20代」に出演させていただきます。




さてさて、生放送で2時間たっぷりと喋り尽くしたいと思います。
通常月額500円かかる有料インターネット放送局ですが、
この番組は誰でも無料で見ていただくことができます。


番組は21時からこちらでご覧いただけます。
デモクラTV http://dmcr.tv
番組メールアドレス
honsou@dmcr.tv

ご意見や、質問ヤジなどでもいいので送っていただくと、そこからまたトークが発展していきます。

______________________
追記


15分くらいから、ゲストで出させてもらっています。


クラウドファンディング募集のご案内パンフレット












2016年12月8日木曜日

まだAmazon Primeやってないの?8000円以上の節約



アマゾンプライム。
Amazon Prime!

以前から気になっていて、日本に帰ったら絶対に始めようと思っていたアマゾンプライム。

遅ればせながらぼくも入ったのですが、これ本当にすごいですね。
映画、音楽、宅配+(写真)
本当にすごい。しかもこれだけ付いて年間3900円。

映画

驚きの見放題のラインナップ。
ぼくのオススメの「きっとうまくいく」や「ハンナ・アーレント」も見られました。信じられない時代が来ましたね。違法サイトなんかを使ってる人や、ほかの映画サイトを使ってる人も、まずはラインナップを見てみる価値ありますよ。ラインナップの映画、全部見放題。これはレンタルビデオ屋は厳しい時代になりますね。だって、家にいながら、ダウンロードしてガンガン見られちゃうのですから。映画フリークには物足りないかもしれませんが、週に2本見る程度でしたらこれで十分楽しめる。ここで見つけられなければ、どこかに借りに行ってもお釣りがくる。はっきり言ってこれだけで年間3900円の価値ある。

音楽

Apple Musicが出た時にも衝撃を受けて、記事を書きましたけど、
同じようなサービスが年間3900円の会員特典でついて来ますからね。
選んで聞けるし、ダウンロードもできるし、勝手に選曲してくれる機能もついてる。
Apple Musicは解約しました。どうしても欲しい曲がなければ、その曲だけピンポイントで買う方が経済的。はっきり言ってこれだけで年間3900円の価値ある。

宅配
Amazonに掲載されている商品のほとんどが、即日配送料無料で届く。読みたい本も、必要な道具も。配送日指定もできてしまいます。ぼくはセールには全く興味ないのですが、定期的にプライム会員限定のセールもやっているようですよ。送料無料で、家で買い物できてしまうのですから本当に便利。


まとめ
映画への課金もやめられたし、
音楽はApple Musicを解約、
買い物での送料の心配をせずに、
上には書きませんでしたが、
写真のバックアップとしてDropBoxなども使ってましたが、
アマゾンストレージも使えます。

今年は、プライムのおかげで、
最低でも年間8000円以上は節約できそうです。


無料体験はこちらから↑

とりあえず30日間は誰でもお試しができるようですから
ぜひ試してみてはいかがでしょうか。めっちゃおすすめです。
ぼくももっと早くから始めていればよかった汗

2016年12月5日月曜日

『国⺠投票の総て』制作・普及委員会のお誘い







最低限の制作資金及び販売協力者を確保するために「クラウドファンディング」を活用する所存ですが、その呼びかけの主体となる『国⺠投票の総て』制作・普及委員会を今月20日に立ち上げ、22日より「クラウドファンディング」を開始します。趣旨に賛同していただけるようでしたら、制作・普及委員会のメンバーになる、あるいはクラウドファンディングに参加するなど、ぜひお力添えください。


※今回のクラウドファンディングの詳細や本の目次案については、12月22日に公開される私たちのサイトに掲載されています。22日までは非公開ですがこのアドレスで閲覧可能です。アクセスしてみてください。http://camp-fire.jp/projects/view/15563?token=2d13v3vl


◆制作委員会のメンバー募集の締め切りは12⽉20⽇。この趣旨に賛同する制作・普及委員会のメンバーになってくださるのなら、クラウドファンディングでの参加者同様、1⼈1万円〜3万円の出資をお願いします。


1万円は、来年3⽉中に本(1冊2000円)を7冊でお返し。


3万円は、

[A]本を15冊+出版記念パーティーに無料招待。
[B]本を10冊+[御本人+同伴の方お一人]を出版記念パーティーに無料招待。

◆メンバーになってくださった方のお名前を、サイト上の制作・普及委員会のメンバー紹介の欄に掲載し、本の巻末にも同じように掲載します。ただし、掲載を望まない場合は載せません。


振込先は下記の通りです。手数料を引いた金額でお振込みください。


三菱東京UFJ銀行 東大阪支店(普通) 1355400 [国民投票/住民投票]情報室(コクミントウヒヨウジユウミントウヒヨウ ジヨウホウシツ)


どうぞよろしくお願い申し上げます。





お問い合わせなどは

ブログ右欄の連絡フォーム及び
こちらへ⇒ p.c.allref@gmail.com

『国⺠投票の総て』制作・普及委員会

「国民投票」に関する世界水準の本を作ります


東日本大震災以降、みなさんの支援を受けながら、国内外の国民投票などの直接民主主義を研究、取材、発信してまいりました。

特に2014年のスコットランドの「独立」をかけた国民投票の取材では、多くの方の支援をいただきました。


あれから私は、アメリカの大統領選挙予備選、アイルランドに渡り「同性婚」や、イギリスの「EU離脱」などの国民投票の現場に足を運んできました。

今日はイタリアでの国民投票がメディアでも大きく取り上げられましたが、日本も他人事ではなく、日本でも歴史上初めての国民投票が現実味を帯びてきています。しかし、多くの政治家やメディアで語られる国民投票のイメージは「ポピュリズム」や「間接民主主義の否定」「改憲への加担」などひどいものばかりです。そこで私は、まずは海外での国民投票の失敗や成功事例を学び、様々なルールを知ることにより、「国民投票」への上記のようなアレルギーを解消し、その上で個々人が国民投票にどう向き合うべきだと考えてきました。

そしてこの度、私の尊敬するジャーナリストの今井一さんが刊行する『国民投票の総て』という本に、私も執筆者の一人として、また制作委員としても出版プロジェクトに関わらせていただくことになりました。

世界中で行われた国民投票2500件余りの中から500件をリスト化し、特に重要な事例については詳しく解説、また実際に現地に足を運んだものに関しては写真なども活用し、さらに具体的にわかりやすくお伝え致します。

ぜひ以下の文をご一読いただき、もしよろしければ、この「国民投票の総て」出版プロジェクトに協力していただけたら嬉しく思います。

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「国民投票」に関する世界水準の本を作りたい!

禁酒、原発、軍隊、憲法、EU、移民、同性婚 …… 世界では、様々なテーマで2400件以上も行われている国民投票ですが、日本ではゼロ。建国以来、一度も行われたことがありません。なので、その理念やルール、諸外国の実施事例などをきちんと知っている日本国民はごく少数。そういった「未経験」「知識不足」の中で、近い将来、日本初の国民投票が実施されようとしています。多くの人が国民投票について理解し、それを賢く活用できるように、具体的で分かりやすい、水準の高い一冊を出版社に託さずに自主制作します。そして、その本を既存の出版流通機構を通さず、市民の協力を得て全国に広げたいと考えています。

◆ご挨拶

こんにちは!私たちは『国民投票の総(すべ)て』制作・普及委員会です。メンバーは30人。主婦、弁護士、会社員、大学教員、自治体議員、劇場経営者、アーティストなど各人の職業はいろいろです。共通しているのは、国民主権、市民自治をより豊かなものにするために、国民投票、住民投票といった直接民主制を活用したほうがいいと考えていること。そして、その入門書、参考書として『国民投票の総(すべ)て』という本を作り、多くの人に読んでもらいたいと思っていることです。


◆このプロジェクトで実現したいこと


 諸外国では国民投票で様々な重要なことが決められています。イギリスやフランス、オランダなどでは「EU」に関することで、スイス、イタリア、スウェーデンでは「原発」や「憲法」など。スイスは他にも「徴兵制」や「移民政策」「試験管ベイビー」など多岐にわたるテーマで実施されており、スコットランドでは憲法が禁じる「離婚」、アイルランドでは「同性婚」の是非などについて国民投票が行われています。しかし、日本でそのことについて知っている人はほとんどいません。制作予定の本では、過去300年の間に世界中で行われた2500件以上の国民投票の中から約500件の事例を一覧表にしたうえで、30件ほどについてはやや詳細に紹介しています。そして、スイス、ソ連、ロシア、バルト3国、イギリス、フランスなど十数件については、執筆者(今井一大芝健太郎)の現場取材を基に、現場で得た投票用紙、ポスター、撮影した写真なども盛り込みながら、その経緯や実態をかなり具体的に紹介し、解説しています。

(A5版×300ページ)

◆プロジェクトをやろうと思った理由

日本では[国民投票]というと「衆愚政治をもたらす」とか「議会制民主主義の否定だ」などと言う人が少なくありませんが、各国で行われている国民投票が実際にどう運用されてきたのか、それを国民がどう受け止めてきたのかについては知られていません。各国の膨大な実施事例を知ることは、近い将来、国民投票を経験する私たち日本人の糧にものと確信しています。

 それから、なぜ出版社に託さない自主制作の道を選んだかについて説明します。今回制作する本の最終章では実現可能性が高まりつつある「9条・国民投票」について解説しています。水準の高い国民投票にするためには、賛否両派が案件について本質的な議論をしなければならないのですが、これまでそれを避けてきた護憲・改憲両派に対して遠慮のない批判を展開しています。そういう点については、出版社に託すと刊行の条件として護憲派あるいは改憲派への「気遣い」など記述に制限を加えてくることが多々あります。私たちは、政府はもちろんどこに対しても誰に対しても、一切遠慮せず、自粛も委縮もしない本に仕上げたいと考え、自主制作に踏み切りました。

◆「クラウドファンディング」のリターンについて

3,000円
お礼の手紙
「国民投票の総て」(1冊2000円)2冊

5,000円
お礼の手紙
「国民投票の総て」(1冊2000円)2冊
[国民投票/住民投票]情報室 サイト会員ページ閲覧権(1年間有効)

6,000円
お礼の手紙
「国民投票の総て」(1冊2000円)4冊(うちサイン入り1冊)

10,000円
お礼の手紙
「国民投票の総て」(1冊2000円)7冊(うちサイン入り3冊)

10,000円
お礼の手紙
「国民投票の総て」(1冊2000円)3冊(うちサイン入り1冊)
出版記念パーティー(東京、大阪もしくは名古屋)無料ご招待

30,000円
お礼の手紙
「国民投票の総て」(1冊2000円)サイン入り1冊
大芝健太郎 講演会実施権(交通費は含まれません)日程については要相談。
会場のセッティング、参加費の設定などはお任せいたします。
もし収益が出たとしても、交通費実費以外は受け取りません。

本は2017年4月中旬に仕上がる予定です。出来次第郵便や、宅配便などでお届けします。基本的に2冊以上でお送りするのは(既存の流通システムに乗せないため)届いた本をほかの方に買っていただく、あるいはプレゼントするといった形で、お仲間やご友人に薦め、「読者」を増やしていただきたいからです。

※現在、クラウドファンディングサイトからも申し込みできるように調整中です。

◆最後に

間接民主制においては、議員や首長などプロの政治家でも、時折間違った判断・決定をすることがあります。私たちも、人や政党を選ぶ選挙で愚かな投票をしてしまうことがありますよね。人は誰しも無謬ではありません。

間接民主制につきまとう問題点は、主権者である国民の多数意思と政府や議会の意思にねじれが生じた際、民意を無視して政治を行う傾向があることです。間接民主制は温存しつつ、特に大事なことは私たち主権者が国民投票で直接決めなければ、国民主権は形骸化し議会主権、政府主権となってしまいます。国民が主権者としての自覚を強め、今から国民投票について積極的に学び、これを活用する準備を整えることによって、国民投票という制度を賢く使いこなすことができます。諸外国の実施事例を知るところから初め、自分たちの、日本の国民投票というものを考え生み出していきましょう。


振込先は下記の通りです。手数料を引いた金額でお振込みください。
三菱東京UFJ銀行 東大阪支店
(普通) 1355400 [国民投票/住民投票]情報室
(コクミントウヒヨウジユウミントウヒヨウ ジヨウホウシツ)


『国民投票の総て』制作・普及委員会
Eメール:p.c.allref@gmail.com

2016年11月30日水曜日

【映画】「NO」国民投票は世界を変えられるのか!?





CMは世界を変えられるのか!?

■ストーリー■
1988年、ピノチェト独裁政権末期の南米チリ。フリーの広告マンとして忙しい日々を送っているレネ・サアベドラ(ガエル・ガルシア・ベルナル)のもとに、友人ウルティア(ルイス・ニェッコ)が訪ねてくる。ウルティアは反独裁政権の左派メンバーのひとりで、近く実施される政権の信任継続を問う国民投票の反対派「NO」陣営の中心人物であった。今回、投票までの27日間、政権支持派「YES」と反対派「NO」それぞれに1日15分のPR ができるテレビ放送枠が許され、広告やCM 制作の責任者として新進気鋭のクリエーターであるレネに白羽の矢が立ったのだ。政権が対外的に平等をアピールしているだけの出来レースと、気乗りしないレネだったが、次第にプロの広告マンとしてのプライドをかけて制作に取り組むようになっていく―。(amazon より)

広告関係者や選挙や国民投票などに関心がある人にはぜひみてほしい。ぼくも2年間ずっと見たくて見られていなかった映画。

こういう広告がある、こういう広告マンがいる。
こういう弾圧や報道規制がある。

日本でもそれを知った上で、テレビや、コマーシャルに向き合う必要がある。
そして国民投票によって世界は変わったのであった。


2016年11月28日月曜日

国民投票 住民投票 取材記録


取材履歴(写真は全て本人によるもの)


2012年
東京「原発」都民投票(直接請求)

「原発」の是非について公開討論。



大阪市「原発」住民投票(直接請求)

新潟「原発」県民投票(直接請求)

万代シティの署名集め、若い人の姿も。

新潟巻町「原発」住民投票

新潟県旧巻町の元町長笹口さんをお伺いした時の写真



リトアニア「原発」国民投票

投票日前。「投票に行きますか?」と聴きながら話を聞いてまわった。


2013年
ブルガリア「原発」国民投票

左が新規原発反対派のビラ。右は新規原発 推進派のもの。


スイス「高速道路料金改定」国民投票

年に4回行われるスイスの国民投票。投票箱の色が派手。



ドイツベルリン「電力網の再自治化」住民投票

電力網再自治化が圧倒的に多かったが、絶対得票率に届かず、無効に。

ドイツシェーナウ「シェーナウ電力との契約」住民投票

シェーナウ電力設立に尽力したスラーデク夫妻と。


2014年

三重県伊賀市「市庁舎整備」市民投票

最低投票率の50%に届かず無効に。最低投票率の設定で広がる「どうせダメ」感。


スコットランド「独立」国民投票
スコットランドのイギリスからの独立を問う住民投票あわや独立かと思われたが蓋を開けてみると45%の賛成票。投票日前日の広場を埋め尽くすグラスゴーの大会。



2015年
沖縄県与那国町「自衛隊基地建設」住民投票

すでに基地建設が始まってから行われた遅すぎる住民投票。


大阪市「都構想」住民投票

僅差で否決された大阪「都構想」。しかしこの住民投票で市民はこれからの大阪の未来について学び、そして決定した。

愛媛県八幡浜市「原発の再稼働」住民投票(直接請求)

市民の1/3が署名したにもかかわらず、住民投票は否決された。否決した議員は市民の声を聞かない議員。次の選挙で参考にすべき。

埼玉県所沢市「エアコン設置」住民投票

所沢市の隣にある入間基地の騒音のため窓が開けられない小学校へのエアコン設置を問う住民投票。賛成多数で一部小学校に設置が決まった。



2016年

アイルランド「同性婚」国民投票

世界初の同性婚の是非を問う国民投票、少数者の権利を問う直接投票は危険を伴うが、圧倒的多数で、認められた。

イギリス「EU離脱」国民投票

大方の予想を裏切り、イギリスはEU離脱の道を選んだ。不安と不平がいかに広まっているか。田舎と都会、若者お年寄り、得られる情報も抱えている状況もまったく違う。そこに橋を渡すように、双方が語りかけなければ状況は不安と不平はなくならない。







住民投票 国民投票以外




2015年
アメリカ 大統領選挙

全米で最初に当院集会が行われるアイオワ州にて演説をするヒラリー。


台湾 ひまわり革命





沖縄 高江ヘリパッド建設中の東村選挙

ヘリパッド基地建設、容認と反対の候補者の一騎打ち。結局容認する伊集氏に軍配が上がった。


2016年 11月28日 更新

2016年11月25日金曜日

抵抗してやる。責任を取ってやる。「アイヒマンを追え」

「アドルフ・アイヒマン」
関連の作品を最近よく見ているのだが、これが実に面白い。



「アイヒマンを追え」
バウアー検事長がいなければアイヒマンを捉えることはできず、歴史が変わっていた。しかも実話が元になっているというのだから信じられない。

バウアーの功績により、アイヒマンが捕らえられたことによって、
次の物語へ進む。話題になった映画「ハンナ・アーレント」へ。
アウシュビッツ裁判を傍聴した、哲学者ハンナ・アーレントはこう言った。
「悪は根源的ではなく、深いものでも悪魔的なものでもなく、菌のように表面にはびこり渡るからこそ、全世界を廃墟にしうるのだ」

罪は償わなければならない。しかし悪は特別ではない。つまりあなたもそうなりうるし、僕もそうなりうる。悪者を凶弾するのではなく、悪を生み出す構造に切り込まなければならない。

「ナチスに協力していたユダヤ人」についてハンナアーレントが言及したら、ユダヤ人からバッシングを受けた。「悪いのはナチスドイツだ」と決めつけて凶弾するのではなく、何が起きていたのか、何が悪を生み出したのか。ハンナ・アーレントは徹底的に切り込み、そして友人を失った。

でも彼女は抵抗し、責任を持って対処した。


「ハンナ・アーレント」

ナチス政権の命令により、大量虐殺に関与したとされるアイヒマン。

「アイヒマン問題は過去の問題ではない。我々は誰でも等しくアイヒマンの後裔、少なくともアイヒマン的世界の後裔である。我々は機構の中で無抵抗かつ無責任に歯車のように機能してしまい、道徳的な力がその機構に対抗できず、誰もがアイヒマンになりえる可能性があるのだ。」(哲学者ギュンター・アンデルスGünther Anders))
世界最悪の虐殺はそのようにして起こった。

「無抵抗かつ無責任であった。」

ハンナ・アーレントは徹底的に闘った。
ぼくだって抵抗してやる。責任を取ってやる。



アドルフ・アイヒマンのようになりたくない。
そして、ユダヤ評議会の人のように他人を差し出して、
自分たちが生き残るようなことはしたくない。

抵抗し、責任を持たなければ、多かれ少なかれ、
彼と行きつく先は一緒だ。

「スペシャリスト」はとても単調な映画で、
エンターテイメント性は皆無だけど、
上の二つの映画を見た後に見ると関連性が見えてきてとても興味深いのでお勧めです。




12月2日か3日大阪から東京方面へ乗せてくれる方募集



現在、書生として大阪に滞在していますが、
12月2日か3日に東京に帰りたいと思っています。

お金はありませんが、
イギリス一周ヒッチハイク旅行の話、
とっておきのすべらない話など道中は飽きさせません。
子どもの相手もできます。話も聞きます。ブログで記事にもできます。

もし都合が合う方いらっしゃったら連絡ください。
どなたもいらっしゃらなければ、
2日に吹田のサービスエリアからヒッチハイクします。



2016年11月24日木曜日

大阪「東西南北」来てくださった方々どうもありがとうございました。



トークライブ「東西南北縦横斜め」に来てくださった方々どうもありがとうございました。


古賀茂明さんや、
平田オリザさんなど錚々たる方々をゲストに迎えている東西南北に、
ぼくが参加させていただくという緊張の中での2時間の対談。
打ち合わせは流れを少し確認しただけ。

今井さんに引き出される形で、ここ5年間で取材を続けてきた方法や事例についてお話しさせていただきました。

「国民投票」「住民投票」と一口に言っても、
国や、地域によって、
最低投票率の設定や、設問、キャンペーンなど、
色々なルールや特徴があります。

ブルガリアで2013年に行われた「原発」国民投票のように、
最低投票率を設けて、設問を曖昧にすることによって、投票率20%、国民の議論の「原発」ではなく、政権批判に終始されるような、失敗に終わる国民投票もあるわけです。

日本でも近々行われるであろう国民投票について、そういった失敗事例などから学び、どのようなルールを作り、どのようにキャンペーン展開をしていくのか考えていく必要があると考えます。

質疑応答も専門的な質問をいただいたり、あたたかな感想をいただき、あっという間の2時間半でした。

このような機会をくださった、
今井さん、シアターセブンの方々、
および協力してくださった方々、
どうもありがとうございました。

そして久しぶりに会う人もたくさん来てくれました、
学生時代にヒッチハイクで乗せてくださった方、
東京で出会ってアホな話ばっかりしていた友達、
国民投票をするために活動している同志、
アイルランドを一緒に旅した子など。
みんなの話はあまり聞けなかったけれど、
今度会うときには是非、話を聞かせてください。


トークライブ「東西南北縦横斜め」の今後の予定はこちらから。
http://www.theater-seven.com/2016/event_touzainanboku01.html




2016年11月18日金曜日

映画「不思議なクニの憲法」上映会 in 東松山


11月23日(祝)

①10:30〜 12:30 託児あり(事前予約)
②14:00〜16:00
上映後に映画出演された辻仁美さんのお話 16:10〜16:50
映画撮影の裏話、また参院選後に新たに撮影、編集した
リニューアルバージョンのお話、また高江の現地報告など予定

会場: 東松山市 高坂丘陵市民活動センター 視聴覚室
(東松山市松風台8-2 東武東上線 高坂駅からバス5分)

参加費 800円(予約) 当日は1000円 高校生以下500円




東松山で「不思議なクニの憲法」の上映会が行われます。
私は行けないのですが、地元でのこういった活動をとても嬉しく思います。
もしお近くの方は、ぜひ足を運んでみてください。

個人的には、現9条は素晴らしいですが、
9条を守るだけでは戦争を防げないという見方なので、
敵に手を貸すことになっても立憲主義を守るためには、
伊勢崎さんの意見に賛同しています。


また、好戦派や、戦争やむなし、と考えているような、感情として憎悪や恐れを持っている人たちに対しては、戦争の悲惨さを伝えるよりも、その憎悪や恐れと向き合わせ、敵とではなく、自分の感情と戦わせることが大切なのではないかと思っているところでもあります。

いずれにしてもそういったことを考える材料としても、この映画を見ることや、見た後にどんな語り合いが糧になるでしょう。

うちの犬クーが亡くなりました。

うちの犬「クー」が今日亡くなった。


僕が中学2年生の時に妹に連れて来られた子犬。
うちには当時アリエルという犬がいたので、「二匹目はちょっと…」という感じだったのだけど、妹が「飼いたい」と言って泣いて聞かず、結局大芝家に仲間入りすることになった。生まれてすぐに捨てられたらしく、来たときは本当に小さかった。

妹は「クー」と名付けた。僕らは勝手に、当時流行っていた飲み物の「Qoo」にちなんでつけられたのかと思っていたのだが、最近妹から「くまのクー」だということを初めて聞かされて、長年の勘違いが発覚した。

小さかった「クー」だけど、どんどん大きくなって、どこまで大きくなるんだ?ってドキドキしていた。なにせ親も知らないし、犬種もわからない。「シェパードに似てるかも?」ていう話にもなって、大型犬になることも覚悟したけれど、中型サイズで成長が止まってホッとした。



クーにはお姉さんがいた。
アリエルとクーは対照的な性格だった。
アリエルはとても利口で、日本語を理解しているんじゃないかと思うほど、コミュニケーションをとることができた。一方クーは自分の名前すら理解していないのではないかという疑惑があるくらいだったけど、マイペースでそれもまたかわいかった。

アリエルは病気がちで、あまり元気なタイプではなかったけれど、クーが来てからは元気なクーと遊ぶこともよくあった。アリエルがあんなに長生きしたのはクーのお陰だったとぼくは思っている。


どこにでも僕らと一緒に行きたがるアリエルと違って、クーは車に乗るのが大嫌いだった。ベランダはクーの定位置。蝉やハチを見つけると追いかけて捕まえて食べたり、網戸を壊したり、サンダル食べたり、本当にあの限られたスペースで繫がれたまま、よくあんなにもおてんばできたなと感心するほどだった。

小さい時からずっと元気で、15歳になっても元気。クーは本当に年を取っているのか不思議なくらいだった。だけど一ヶ月くらい前から、ご飯をあまり食べなくなってきて、散歩に行くのも厳しくなって、歩けなくなってしまったのが4日前、それから立つこともできなくなってあっという間に今日、お母さんとぼくに見守られる中、ゆっくり意識が遠のいていくようにして亡くなってしまった。16歳と3ヶ月だった。

思えば、ぼくの人生の半分はクーちゃんがいつも家にいたわけで、クーのいない実家はなんだか想像できない。久しぶりに家に帰るとお父さんや、お母さんと一緒にクーの散歩に出かけた。ドイツから帰ってきた当初はドイツ語を話す相手が誰もいなかったので、散歩中にクーにドイツ語で話しかけたりしていた。クーは日本語は苦手だけど、ドイツ語ならいけるかもしれない。なんて笑。

友達にもかわいがってもらったね。

よく拾い食いしてたね。

2日前から食べることもできず、昨日の夜からいよいよ水も飲めなくなってしまって、いよいよその時が来てしまうのではないかってそんな予感がしていた。今日はクーを1人にしてはいけない気がして、ずっとそばで作業していた。今日は昼寝もクーの隣だった。

散歩連れてくの面倒臭いって思ったときもあったけど、いないとやっぱりさみしいよ。クーの匂いが好き。何にも考えてなさそうなところが好き笑。どれだけクーに癒されただろうか。思いっきり僕の大好きを受け入れてくれたね。大好きだよクー。今まで本当に楽しかった。

急遽駆けつけた妹が買って来たお花の隣でクーは二度と覚めない眠りの中にいる。静かに僕の隣にいる。明日になったら火葬場に連れていってもらう。一緒に居られるのはもう今だけ。今晩だけはクーの隣で寝ようと思う。

おやすみなさい。クーちゃん。
 アリエルと同じお墓に入れることになったよ。
久しぶりの再会になるね。

2016年11月17日木曜日

イギリス国民投票対面アンケートと考察



投票日を挟んで約一か月にかけてイギリス、ロンドンを中心にカンタベリー、オックスフォード、ボストン、スコットランドのグラスゴー、エディンバラで対面アンケートを実施し、69人から回答を得た。

設問は5つ。
1今回のイギリスのEU離脱を問う国民投票に同意しますか?


同意する 47人(68%)
Public wanted one, 多くの人が実施したがっているから
We should decide. 私たちは決めなければならないから
I don't want to do, but people want. 私はやりたくないが、みんなはやりたがっているから。

同意しない 22人(32%)
キャメロン首相がやりたかっただけ、国民が望んでいたわけではない。
 David Cameron used the referendum for the election the conservative party.

同意しないと答えた人は全員EU残留に投票する予定、もしくは投票した人であった。等しく「私たちは国民投票を望んでいなかった」と答えており、国民投票を望んでいない残留派も多かった。しかし離脱を臨む声もすでに14年に行われたEU議会選挙ではEU離脱を唱えたイギリス独立党が第一党になっており、選挙公約で「もし過半数を獲得したらEU離脱の国民投票を行う」と公約した保守党が勝利している。選挙は2015年だが、EU国民投票の公約は2013年1月にすでに発表されているその当時から、世論調査ではEUを離脱したいという国民が残留派を凌ぐほど多くいたことも明らかである。


2今回の国民投票は、残留派、離脱派にとって公平に行われたと思いますか?
公平だった 41人(63%)
Everyone had a voice free to vote. みんなが声を上げることができるし、投票もできる。

不公平だった 24人(37%)
Media biased toward the government. メディアは政府にひいきしていた。
Leave campaign was misinformed. 離脱派は嘘の情報を流していた。
The government spent a lot of money for leaflets. 政府はたくさんのお金を使ってリーフレットを作った。

41人は公平だったと答えたが、不公平と答えた人も24人いた。
理由は、聞けば納得のいくものばかりだった。
例えばBBCは過激派に殺害された労働党議員ジョーコックスの特集の後に国民投票のニュースを持ってきたり、コメントもEU残留側に傾いていたというのは当たっていると思う。しかし私はそもそもメディアに公平性を期待などしていない。メディアにはメディアの言いたいことがあるだろうし、それぞれの情報媒体の特徴を考慮した上で個々人で判断すべきだと考える。むしろどのメディアでも言っていることが全く同じということの方が問題である。

また離脱派の「EUを離脱すれば一週間で3億5000万£を浮かせられるので、国民皆保険(NHS)につぎ込むことができる。」というのは主要なキャンペーンのひとつであった。離脱が決まったが、実現は不可能だということがわかった。またキャメロン首相も残留キャンペーンで「移民の数を10人以内に抑える」と公言したが、実際には移民の純増数が30万人を超えるというデータが出た。自分たちに都合がいい話が積み重ねられるのは常。また政府が製作したリーフレットをイギリス2700万軒に配布することに930万£(約12億円)も予算をかけられていることにも批判があがっているのにも納得できる。

3投票しようと思った一番の理由はなんですか?
・I believe UK is better in the EU. イギリスはEUに止まった方がいいと思う。
・I really like the rights the EU gave to people such as workers rights etc..
私は、EUが労働者に与えた権利などが気に入っているから。
・Immigration. 移民
・I want to change country. 国をどうにか変えたい。
・Because of Democracy. 民主主義だから。

4どの情報が、あなたの決定に影響を及ぼしましたか?(3つまで)

最も影響を受けたと答えたのはインターネットの情報。
続いて、テレビのニュース、テレビ討論、新聞や雑誌、家族や友人などとの会話と続く。
これら上位の結果はある程度、予想していた通りであった。
しかし、驚いたのは「その他」と答えた16人のうち、
"my own opinion.""my experience."など、
わざわざ「その他」を選び「自分で決めた」とする人が9人(13%)もいたということ。
これは何にも影響を受けていない、もしくは受けたくないというイギリス人の強いプライドを感じた。離脱派のジョンソン氏が公開討論会の最後を締めた「主導権を取り戻そう」というキャンペーンはイギリス人の心に響いたのではないかと思う。道ゆく人に話をEU委員会(ブリュッセル)に主権の一部を握られているというのはイギリス人にとって、鼻持ちならないという様子の人は少なくなかった。

5もし差し支えなければ、どちらに投票するか、教えてください。

ロンドンでのアンケートが多かったので、全体として残留派が多く出た。しかし、やはり田舎も回って話を聞いた印象はやはり、離脱に投じた人が多かった。
また、残留に投じた人のうち、約2/3が今回の国民投票自体に合意できないとしていることも気になる。それらの納得できない人たちが、7月2日に大規模なデモを起こしている。
http://www.oshibakentaro.com/2016/07/march-for-europe-eu.html


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投票日前はロンドンにずっと滞在していたので、まさか「離脱」が勝つとは思っていなかった。しかし、田舎に行けば急激に増える移民に苦慮している人たちの話も聞く。例えば「移民の人にガラスを割られた。移民に対しての暴力や差別はニュースにされるけど、移民によるイギリス人への事件などはあまり報道されない。これはおかしい。」など。働くためにやってきた移民が飲んで暴れる。ゴミを置いていく。そこら中で小便をする。イギリス人の若者も、似たようなものではないかと思うのだが、移民だと思うと恐れてしまうという心理もわからなくもない。

アンケートで明らかになったのはあとはテレビ討論の重要性。どれだけの説得力をもって、論理を展開できるか、直接判断できるのが大きい。例えばイギリスBBCは"Great Debate"と称してウェンブリースタジアムに残留派、離脱派の両派を3000人ずつ無料で観客を招待し、残留派、離脱派3名ずつの討論会を開催し、それを生放送で報じ、大きく注目された。