2016年7月17日日曜日

カンタベリーからロンドンへ




4日間、お世話になった
カンタベリーの岡部家を後にして




「さてこれからどうしようか。」
無限の可能性の海に
自分は浮かべてみる

なんでもできる
どこにでもいける

そんなことを確かめるように
目的もなく歩き
意味もなく考える

何をしようか
どこに行こうか
決まる時がくるまで

何も作らず
何も壊さず
何も肯定せず
何も否定しない

ここは心の安全地帯
頭はいつも以上に
想像と計算を繰り返す

いつまでも
そこに漂っていたい


でも
それは長くは続かない








というわけでカンタベリーを出発

一般道でのヒッチハイクのコツは
車通りの多くないが
路肩の広い道でやること

そんな道を見つけて歩いていると
少し後ろを同じペースで
歩いているおばちゃんに気づき
話しかける

「この辺は、とってもいいところですね」

おばちゃんは
どうやら仕事終わりらしく
家に帰る途中

友達が「車で」迎えに来てくれるらしい
ぼくがヒッチハイクをしていることを伝えると
近くの高速のサービスエリアまで連れて行ってくれるとのこと

お礼を言って
その方に乗せてもらい
近くの高速道路のサービスエリアへ


そこで待つことわずか10分
北へ向かうというギャリーさんに乗せていただく
エレベーターなどの整備を行う会社の経営者の方

EU離脱によって
EU製の部品などが高騰しないかと
不安に感じているという




降ろしていただいたところは
ほとんど南に向かう車ばかり
みなさん声はかけてくれるんだけど
「南に行くんだ、申し訳ないね」って

1時間ほど探したんだけど
埒があかなくて
街に向かって歩き始める


夜21:00
日が暮れてくる

夜22時
唯一見つけた公園が
野宿するのにちょうどいい感じ

トイレはないけど
手頃なベンチがあって
雨が降った時には緊急避難ができる屋根があって
水道もある



だだっ広い芝生だけの公園

ベンチにヒッチハイクで使ったダンボールを敷いて
バックパックを空にして
足を突っ込んで寝袋代わりにする
着替えの入った袋を枕代わりに
随分快適だ

野宿をしてると
なんでかわからないけど
「生きている」ことを実感する
ドキドキする
無理やり言葉にすればそういうことだ

イングランドでの初めての野宿
寒かった夜に目が覚める
夏なのにこんな寒いのか


枕元の服を着重ねしてまた眠りにつく


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また寒くて目をさますと
うっすらと陽が昇るのが見える
朝4時

荷物をまとめて歩き始める
ロンドンまであと30km

ヒッチハイクをしようと思ったけど
気持ちのいい天気だったから
バックパックを担いで
ひたすら歩いた

だんだんと明るくなって
暖かくなってきて
そして暗くなる頃にロンドンに着いた