2016年8月3日水曜日

スコットランド「独立」キャンプ強制退去の可能性


2014年9月、
スコットランドで「独立」をかけた住民投票が行われた。
UK残留が優勢であったが、
投票が近づくにつれて戸別訪問などのグラスルーツの
キャンペーンが功を奏し、独立派が勢いを増していった。

あわやかと思われたが、55%がUK残留を指すNOに投票し、
「独立」は果たされなかった。

投票から一年が過ぎた2015年11月、数人の有志が集まりスコットランドの「独立」を求めて、スコットランド議会前にテントが建てられた。


独立を求める者たちによる
独立キャンプ


2015年11月26日から独立の日まで



この木々の後ろはスコットランドの国会議事堂

作家や法律家などの仕事を持った人たちが
交代で泊まり込みで滞在し、
24時間誰かが訪問者を受け入れられる体制になっている。

スコットランドとイングランドはUnited Kingdomで連合王国となっているが、
歩みたい方向は全く違う。

スコットランドは海外派兵もさせたくない。
核兵器を積んだ潜水艦もいらない。
保守党中心の支配層向けの政策も合わない。
そしてスコットランドはEUに残りたいという民意は62%と明確なのに、
イングランドの9割弱の人口の多さでUKはEU離脱することになってしまった。

イギリス議会 650議席のうち スコットランドからは59議席しか選出されない。
スコットランド人の意見が国政に反映されていない。

彼らは1320年のスコットランド独立宣言(アーブロース宣言)を掲げている。

「我々が戦うのは、栄光や名誉のためでも、富のためでもなく、ただ自由のためなのだ。この独立のために、高潔な我々は決してあきらめず、そしていかなる犠牲をも怖れない」

小さなテント二つから始まったのだが、キャラバンなどの提供があったり、支援金も集まり、厳しい寒さの冬も越え、規模が拡大し、今の形に。

そして非暴力で主張を続けており、
政治的表現、情報交換及び、交流の場になっている。


この「独立」キャンプは裁判で立ち退き令が出ており、近日中に強制退去を迫られるかもしれない。