2016年10月9日日曜日

あの過労死の女性は特別じゃない、君も特別ではない


twitter より

「あの女性が特別なのではない、君も特別ではない」
この女性は働かされすぎて自ら命を絶ってしまった。この女性が特別なわけじゃなくて、君も、その大変な生活をしていたら、もしかしたら働きすぎて、病気になったり、死にたくなってしまうかもしれない。ぼくは君が強いことは知っているけど、君だけ特別に大丈夫なんてことはない。いくら自分で「大丈夫」と言い聞かせても、ダメになる時が遅くなることはあっても、無理を続けていればいつかその時は来てしまうかもしれない。

「あの女性は特別じゃない、君も特別ではない」というのは、もしかして君を嫌な気持ちにしてしまうかもしれない。でもこれは本当のことだと思う。どこかで息を抜いて、休んでほしい、それすらできないなら、その場から逃げてほしい。


「とにかく病気になったりする前に逃げて」
気力と体力が続く限り頑張ることはできるかも。
…でも限界がどこにあるか自分で知ってる?
その限界にきた時に「もう無理!」って言える?
もし、そこを超えてしまったら?

逃げるのにも気力と体力がいるんだよ。
限界の状態で、正常な判断は難しい。
いや、できないかもしれない。

君はぼくより、ずっと頭もいいし、友達も多いし、大丈夫だと思う。
「そんなことわかってる!」って感じだろうけど、
ただの杞憂だといいんだけど、君を心配に思う時があったのも事実。

以下はきっと君には関係ない話。



今、頑張っているあなたへ。
「あなたが大丈夫だったとしても」
辛さ、我慢、不安、疲労などのあらゆるストレスは、
はけ口を求めて攻撃性を生み出す。
その攻撃性が自分に向くと、自分を責め、うつ病になったり自傷行為などにつながる。

今度はその攻撃性が外に向くと、周りを責めることになる。

大学教授がこんな発言しているのを見て。悲しくなった。

でも高校時代だったら僕も恥ずかしいけれど、この大学教授に共感していたかもしれない。応援部という部活はひどく厳しく、周りも見えなくなっていた。

当時のぼくは自分を責めた。
自分の無能さが嫌だったし、逃げ出したかった。1人でいる時は、電車に飛び込まないように、一番前には立たないようにしていた。

周りも責めた。
「練習中に倒れるやつは休みたいからだ」などと思っていたし。
部活をやめた友人を「あいつは弱いやつだ」と責めた。

自分は頑張っているという自負があったし、
それを同じように後輩にも求めた。
それに応えられなければ、後輩を責めた。
先輩からも同様に求められた。

それでも僕はかっこいい先輩に憧れていたし、「人を励ます」応援部が大好きで、文化祭で引退するまでこの部活を続けることができて本当に良かったと思っている。

でも、この部活に残るために、友人や、家族に多くの毒を吐いていた。そうでなければやっていられなかった。10人入部したけれど、引退の時には3人になっていた。

あなたが辛い時期を乗り越えられるなら、ぼくはもちろんそれでいいと思う。
でもお願いだから、僕のように、そして長谷川さんのように、周りの人や他人を責めないで。

「このくらいで音をあげるなんて弱いやつだ」
「あいつが逃げたせいで大変になった。あいつが悪い。」
そんな攻撃性を持つ前に、あなたも逃げて。




被害者の方がどれだけ辛い思いをしていたか。
電通だけではなく、あなたの会社が、
そしてあなたが長時間労働にどう向き合うかが問われている。
長時間労働させると人が死んでしまう。

「命よりたいせつな仕事はありません。」
遺族の方の言葉を最後に記しておきたい。