2016年11月30日水曜日

【映画】「NO」国民投票は世界を変えられるのか!?





CMは世界を変えられるのか!?

■ストーリー■
1988年、ピノチェト独裁政権末期の南米チリ。フリーの広告マンとして忙しい日々を送っているレネ・サアベドラ(ガエル・ガルシア・ベルナル)のもとに、友人ウルティア(ルイス・ニェッコ)が訪ねてくる。ウルティアは反独裁政権の左派メンバーのひとりで、近く実施される政権の信任継続を問う国民投票の反対派「NO」陣営の中心人物であった。今回、投票までの27日間、政権支持派「YES」と反対派「NO」それぞれに1日15分のPR ができるテレビ放送枠が許され、広告やCM 制作の責任者として新進気鋭のクリエーターであるレネに白羽の矢が立ったのだ。政権が対外的に平等をアピールしているだけの出来レースと、気乗りしないレネだったが、次第にプロの広告マンとしてのプライドをかけて制作に取り組むようになっていく―。(amazon より)

広告関係者や選挙や国民投票などに関心がある人にはぜひみてほしい。ぼくも2年間ずっと見たくて見られていなかった映画。

こういう広告がある、こういう広告マンがいる。
こういう弾圧や報道規制がある。

日本でもそれを知った上で、テレビや、コマーシャルに向き合う必要がある。
そして国民投票によって世界は変わったのであった。


2016年11月28日月曜日

国民投票 住民投票 取材記録


取材履歴(写真は全て本人によるもの)


2012年
東京「原発」都民投票(直接請求)

「原発」の是非について公開討論。



大阪市「原発」住民投票(直接請求)

新潟「原発」県民投票(直接請求)

万代シティの署名集め、若い人の姿も。

新潟巻町「原発」住民投票

新潟県旧巻町の元町長笹口さんをお伺いした時の写真



リトアニア「原発」国民投票

投票日前。「投票に行きますか?」と聴きながら話を聞いてまわった。


2013年
ブルガリア「原発」国民投票

左が新規原発反対派のビラ。右は新規原発 推進派のもの。


スイス「高速道路料金改定」国民投票

年に4回行われるスイスの国民投票。投票箱の色が派手。



ドイツベルリン「電力網の再自治化」住民投票

電力網再自治化が圧倒的に多かったが、絶対得票率に届かず、無効に。

ドイツシェーナウ「シェーナウ電力との契約」住民投票

シェーナウ電力設立に尽力したスラーデク夫妻と。


2014年

三重県伊賀市「市庁舎整備」市民投票

最低投票率の50%に届かず無効に。最低投票率の設定で広がる「どうせダメ」感。


スコットランド「独立」国民投票
スコットランドのイギリスからの独立を問う住民投票あわや独立かと思われたが蓋を開けてみると45%の賛成票。投票日前日の広場を埋め尽くすグラスゴーの大会。



2015年
沖縄県与那国町「自衛隊基地建設」住民投票

すでに基地建設が始まってから行われた遅すぎる住民投票。


大阪市「都構想」住民投票

僅差で否決された大阪「都構想」。しかしこの住民投票で市民はこれからの大阪の未来について学び、そして決定した。

愛媛県八幡浜市「原発の再稼働」住民投票(直接請求)

市民の1/3が署名したにもかかわらず、住民投票は否決された。否決した議員は市民の声を聞かない議員。次の選挙で参考にすべき。

埼玉県所沢市「エアコン設置」住民投票

所沢市の隣にある入間基地の騒音のため窓が開けられない小学校へのエアコン設置を問う住民投票。賛成多数で一部小学校に設置が決まった。



2016年

アイルランド「同性婚」国民投票

世界初の同性婚の是非を問う国民投票、少数者の権利を問う直接投票は危険を伴うが、圧倒的多数で、認められた。

イギリス「EU離脱」国民投票

大方の予想を裏切り、イギリスはEU離脱の道を選んだ。不安と不平がいかに広まっているか。田舎と都会、若者お年寄り、得られる情報も抱えている状況もまったく違う。そこに橋を渡すように、双方が語りかけなければ状況は不安と不平はなくならない。







住民投票 国民投票以外




2015年
アメリカ 大統領選挙

全米で最初に当院集会が行われるアイオワ州にて演説をするヒラリー。


台湾 ひまわり革命





沖縄 高江ヘリパッド建設中の東村選挙

ヘリパッド基地建設、容認と反対の候補者の一騎打ち。結局容認する伊集氏に軍配が上がった。


2016年 11月28日 更新

2016年11月25日金曜日

抵抗してやる。責任を取ってやる。「アイヒマンを追え」

「アドルフ・アイヒマン」
関連の作品を最近よく見ているのだが、これが実に面白い。



「アイヒマンを追え」
バウアー検事長がいなければアイヒマンを捉えることはできず、歴史が変わっていた。しかも実話が元になっているというのだから信じられない。

バウアーの功績により、アイヒマンが捕らえられたことによって、
次の物語へ進む。話題になった映画「ハンナ・アーレント」へ。
アウシュビッツ裁判を傍聴した、哲学者ハンナ・アーレントはこう言った。
「悪は根源的ではなく、深いものでも悪魔的なものでもなく、菌のように表面にはびこり渡るからこそ、全世界を廃墟にしうるのだ」

罪は償わなければならない。しかし悪は特別ではない。つまりあなたもそうなりうるし、僕もそうなりうる。悪者を凶弾するのではなく、悪を生み出す構造に切り込まなければならない。

「ナチスに協力していたユダヤ人」についてハンナアーレントが言及したら、ユダヤ人からバッシングを受けた。「悪いのはナチスドイツだ」と決めつけて凶弾するのではなく、何が起きていたのか、何が悪を生み出したのか。ハンナ・アーレントは徹底的に切り込み、そして友人を失った。

でも彼女は抵抗し、責任を持って対処した。


「ハンナ・アーレント」

ナチス政権の命令により、大量虐殺に関与したとされるアイヒマン。

「アイヒマン問題は過去の問題ではない。我々は誰でも等しくアイヒマンの後裔、少なくともアイヒマン的世界の後裔である。我々は機構の中で無抵抗かつ無責任に歯車のように機能してしまい、道徳的な力がその機構に対抗できず、誰もがアイヒマンになりえる可能性があるのだ。」(哲学者ギュンター・アンデルスGünther Anders))
世界最悪の虐殺はそのようにして起こった。

「無抵抗かつ無責任であった。」

ハンナ・アーレントは徹底的に闘った。
ぼくだって抵抗してやる。責任を取ってやる。



アドルフ・アイヒマンのようになりたくない。
そして、ユダヤ評議会の人のように他人を差し出して、
自分たちが生き残るようなことはしたくない。

抵抗し、責任を持たなければ、多かれ少なかれ、
彼と行きつく先は一緒だ。

「スペシャリスト」はとても単調な映画で、
エンターテイメント性は皆無だけど、
上の二つの映画を見た後に見ると関連性が見えてきてとても興味深いのでお勧めです。




12月2日か3日大阪から東京方面へ乗せてくれる方募集



現在、書生として大阪に滞在していますが、
12月2日か3日に東京に帰りたいと思っています。

お金はありませんが、
イギリス一周ヒッチハイク旅行の話、
とっておきのすべらない話など道中は飽きさせません。
子どもの相手もできます。話も聞きます。ブログで記事にもできます。

もし都合が合う方いらっしゃったら連絡ください。
どなたもいらっしゃらなければ、
2日に吹田のサービスエリアからヒッチハイクします。



2016年11月24日木曜日

大阪「東西南北」来てくださった方々どうもありがとうございました。



トークライブ「東西南北縦横斜め」に来てくださった方々どうもありがとうございました。


古賀茂明さんや、
平田オリザさんなど錚々たる方々をゲストに迎えている東西南北に、
ぼくが参加させていただくという緊張の中での2時間の対談。
打ち合わせは流れを少し確認しただけ。

今井さんに引き出される形で、ここ5年間で取材を続けてきた方法や事例についてお話しさせていただきました。

「国民投票」「住民投票」と一口に言っても、
国や、地域によって、
最低投票率の設定や、設問、キャンペーンなど、
色々なルールや特徴があります。

ブルガリアで2013年に行われた「原発」国民投票のように、
最低投票率を設けて、設問を曖昧にすることによって、投票率20%、国民の議論の「原発」ではなく、政権批判に終始されるような、失敗に終わる国民投票もあるわけです。

日本でも近々行われるであろう国民投票について、そういった失敗事例などから学び、どのようなルールを作り、どのようにキャンペーン展開をしていくのか考えていく必要があると考えます。

質疑応答も専門的な質問をいただいたり、あたたかな感想をいただき、あっという間の2時間半でした。

このような機会をくださった、
今井さん、シアターセブンの方々、
および協力してくださった方々、
どうもありがとうございました。

そして久しぶりに会う人もたくさん来てくれました、
学生時代にヒッチハイクで乗せてくださった方、
東京で出会ってアホな話ばっかりしていた友達、
国民投票をするために活動している同志、
アイルランドを一緒に旅した子など。
みんなの話はあまり聞けなかったけれど、
今度会うときには是非、話を聞かせてください。


トークライブ「東西南北縦横斜め」の今後の予定はこちらから。
http://www.theater-seven.com/2016/event_touzainanboku01.html




2016年11月18日金曜日

映画「不思議なクニの憲法」上映会 in 東松山


11月23日(祝)

①10:30〜 12:30 託児あり(事前予約)
②14:00〜16:00
上映後に映画出演された辻仁美さんのお話 16:10〜16:50
映画撮影の裏話、また参院選後に新たに撮影、編集した
リニューアルバージョンのお話、また高江の現地報告など予定

会場: 東松山市 高坂丘陵市民活動センター 視聴覚室
(東松山市松風台8-2 東武東上線 高坂駅からバス5分)

参加費 800円(予約) 当日は1000円 高校生以下500円




東松山で「不思議なクニの憲法」の上映会が行われます。
私は行けないのですが、地元でのこういった活動をとても嬉しく思います。
もしお近くの方は、ぜひ足を運んでみてください。

個人的には、現9条は素晴らしいですが、
9条を守るだけでは戦争を防げないという見方なので、
敵に手を貸すことになっても立憲主義を守るためには、
伊勢崎さんの意見に賛同しています。


また、好戦派や、戦争やむなし、と考えているような、感情として憎悪や恐れを持っている人たちに対しては、戦争の悲惨さを伝えるよりも、その憎悪や恐れと向き合わせ、敵とではなく、自分の感情と戦わせることが大切なのではないかと思っているところでもあります。

いずれにしてもそういったことを考える材料としても、この映画を見ることや、見た後にどんな語り合いが糧になるでしょう。

うちの犬クーが亡くなりました。

うちの犬「クー」が今日亡くなった。


僕が中学2年生の時に妹に連れて来られた子犬。
うちには当時アリエルという犬がいたので、「二匹目はちょっと…」という感じだったのだけど、妹が「飼いたい」と言って泣いて聞かず、結局大芝家に仲間入りすることになった。生まれてすぐに捨てられたらしく、来たときは本当に小さかった。

妹は「クー」と名付けた。僕らは勝手に、当時流行っていた飲み物の「Qoo」にちなんでつけられたのかと思っていたのだが、最近妹から「くまのクー」だということを初めて聞かされて、長年の勘違いが発覚した。

小さかった「クー」だけど、どんどん大きくなって、どこまで大きくなるんだ?ってドキドキしていた。なにせ親も知らないし、犬種もわからない。「シェパードに似てるかも?」ていう話にもなって、大型犬になることも覚悟したけれど、中型サイズで成長が止まってホッとした。



クーにはお姉さんがいた。
アリエルとクーは対照的な性格だった。
アリエルはとても利口で、日本語を理解しているんじゃないかと思うほど、コミュニケーションをとることができた。一方クーは自分の名前すら理解していないのではないかという疑惑があるくらいだったけど、マイペースでそれもまたかわいかった。

アリエルは病気がちで、あまり元気なタイプではなかったけれど、クーが来てからは元気なクーと遊ぶこともよくあった。アリエルがあんなに長生きしたのはクーのお陰だったとぼくは思っている。


どこにでも僕らと一緒に行きたがるアリエルと違って、クーは車に乗るのが大嫌いだった。ベランダはクーの定位置。蝉やハチを見つけると追いかけて捕まえて食べたり、網戸を壊したり、サンダル食べたり、本当にあの限られたスペースで繫がれたまま、よくあんなにもおてんばできたなと感心するほどだった。

小さい時からずっと元気で、15歳になっても元気。クーは本当に年を取っているのか不思議なくらいだった。だけど一ヶ月くらい前から、ご飯をあまり食べなくなってきて、散歩に行くのも厳しくなって、歩けなくなってしまったのが4日前、それから立つこともできなくなってあっという間に今日、お母さんとぼくに見守られる中、ゆっくり意識が遠のいていくようにして亡くなってしまった。16歳と3ヶ月だった。

思えば、ぼくの人生の半分はクーちゃんがいつも家にいたわけで、クーのいない実家はなんだか想像できない。久しぶりに家に帰るとお父さんや、お母さんと一緒にクーの散歩に出かけた。ドイツから帰ってきた当初はドイツ語を話す相手が誰もいなかったので、散歩中にクーにドイツ語で話しかけたりしていた。クーは日本語は苦手だけど、ドイツ語ならいけるかもしれない。なんて笑。

友達にもかわいがってもらったね。

よく拾い食いしてたね。

2日前から食べることもできず、昨日の夜からいよいよ水も飲めなくなってしまって、いよいよその時が来てしまうのではないかってそんな予感がしていた。今日はクーを1人にしてはいけない気がして、ずっとそばで作業していた。今日は昼寝もクーの隣だった。

散歩連れてくの面倒臭いって思ったときもあったけど、いないとやっぱりさみしいよ。クーの匂いが好き。何にも考えてなさそうなところが好き笑。どれだけクーに癒されただろうか。思いっきり僕の大好きを受け入れてくれたね。大好きだよクー。今まで本当に楽しかった。

急遽駆けつけた妹が買って来たお花の隣でクーは二度と覚めない眠りの中にいる。静かに僕の隣にいる。明日になったら火葬場に連れていってもらう。一緒に居られるのはもう今だけ。今晩だけはクーの隣で寝ようと思う。

おやすみなさい。クーちゃん。
 アリエルと同じお墓に入れることになったよ。
久しぶりの再会になるね。

2016年11月17日木曜日

イギリス国民投票対面アンケートと考察



投票日を挟んで約一か月にかけてイギリス、ロンドンを中心にカンタベリー、オックスフォード、ボストン、スコットランドのグラスゴー、エディンバラで対面アンケートを実施し、69人から回答を得た。

設問は5つ。
1今回のイギリスのEU離脱を問う国民投票に同意しますか?


同意する 47人(68%)
Public wanted one, 多くの人が実施したがっているから
We should decide. 私たちは決めなければならないから
I don't want to do, but people want. 私はやりたくないが、みんなはやりたがっているから。

同意しない 22人(32%)
キャメロン首相がやりたかっただけ、国民が望んでいたわけではない。
 David Cameron used the referendum for the election the conservative party.

同意しないと答えた人は全員EU残留に投票する予定、もしくは投票した人であった。等しく「私たちは国民投票を望んでいなかった」と答えており、国民投票を望んでいない残留派も多かった。しかし離脱を臨む声もすでに14年に行われたEU議会選挙ではEU離脱を唱えたイギリス独立党が第一党になっており、選挙公約で「もし過半数を獲得したらEU離脱の国民投票を行う」と公約した保守党が勝利している。選挙は2015年だが、EU国民投票の公約は2013年1月にすでに発表されているその当時から、世論調査ではEUを離脱したいという国民が残留派を凌ぐほど多くいたことも明らかである。


2今回の国民投票は、残留派、離脱派にとって公平に行われたと思いますか?
公平だった 41人(63%)
Everyone had a voice free to vote. みんなが声を上げることができるし、投票もできる。

不公平だった 24人(37%)
Media biased toward the government. メディアは政府にひいきしていた。
Leave campaign was misinformed. 離脱派は嘘の情報を流していた。
The government spent a lot of money for leaflets. 政府はたくさんのお金を使ってリーフレットを作った。

41人は公平だったと答えたが、不公平と答えた人も24人いた。
理由は、聞けば納得のいくものばかりだった。
例えばBBCは過激派に殺害された労働党議員ジョーコックスの特集の後に国民投票のニュースを持ってきたり、コメントもEU残留側に傾いていたというのは当たっていると思う。しかし私はそもそもメディアに公平性を期待などしていない。メディアにはメディアの言いたいことがあるだろうし、それぞれの情報媒体の特徴を考慮した上で個々人で判断すべきだと考える。むしろどのメディアでも言っていることが全く同じということの方が問題である。

また離脱派の「EUを離脱すれば一週間で3億5000万£を浮かせられるので、国民皆保険(NHS)につぎ込むことができる。」というのは主要なキャンペーンのひとつであった。離脱が決まったが、実現は不可能だということがわかった。またキャメロン首相も残留キャンペーンで「移民の数を10人以内に抑える」と公言したが、実際には移民の純増数が30万人を超えるというデータが出た。自分たちに都合がいい話が積み重ねられるのは常。また政府が製作したリーフレットをイギリス2700万軒に配布することに930万£(約12億円)も予算をかけられていることにも批判があがっているのにも納得できる。

3投票しようと思った一番の理由はなんですか?
・I believe UK is better in the EU. イギリスはEUに止まった方がいいと思う。
・I really like the rights the EU gave to people such as workers rights etc..
私は、EUが労働者に与えた権利などが気に入っているから。
・Immigration. 移民
・I want to change country. 国をどうにか変えたい。
・Because of Democracy. 民主主義だから。

4どの情報が、あなたの決定に影響を及ぼしましたか?(3つまで)

最も影響を受けたと答えたのはインターネットの情報。
続いて、テレビのニュース、テレビ討論、新聞や雑誌、家族や友人などとの会話と続く。
これら上位の結果はある程度、予想していた通りであった。
しかし、驚いたのは「その他」と答えた16人のうち、
"my own opinion.""my experience."など、
わざわざ「その他」を選び「自分で決めた」とする人が9人(13%)もいたということ。
これは何にも影響を受けていない、もしくは受けたくないというイギリス人の強いプライドを感じた。離脱派のジョンソン氏が公開討論会の最後を締めた「主導権を取り戻そう」というキャンペーンはイギリス人の心に響いたのではないかと思う。道ゆく人に話をEU委員会(ブリュッセル)に主権の一部を握られているというのはイギリス人にとって、鼻持ちならないという様子の人は少なくなかった。

5もし差し支えなければ、どちらに投票するか、教えてください。

ロンドンでのアンケートが多かったので、全体として残留派が多く出た。しかし、やはり田舎も回って話を聞いた印象はやはり、離脱に投じた人が多かった。
また、残留に投じた人のうち、約2/3が今回の国民投票自体に合意できないとしていることも気になる。それらの納得できない人たちが、7月2日に大規模なデモを起こしている。
http://www.oshibakentaro.com/2016/07/march-for-europe-eu.html


_______________

投票日前はロンドンにずっと滞在していたので、まさか「離脱」が勝つとは思っていなかった。しかし、田舎に行けば急激に増える移民に苦慮している人たちの話も聞く。例えば「移民の人にガラスを割られた。移民に対しての暴力や差別はニュースにされるけど、移民によるイギリス人への事件などはあまり報道されない。これはおかしい。」など。働くためにやってきた移民が飲んで暴れる。ゴミを置いていく。そこら中で小便をする。イギリス人の若者も、似たようなものではないかと思うのだが、移民だと思うと恐れてしまうという心理もわからなくもない。

アンケートで明らかになったのはあとはテレビ討論の重要性。どれだけの説得力をもって、論理を展開できるか、直接判断できるのが大きい。例えばイギリスBBCは"Great Debate"と称してウェンブリースタジアムに残留派、離脱派の両派を3000人ずつ無料で観客を招待し、残留派、離脱派3名ずつの討論会を開催し、それを生放送で報じ、大きく注目された。