2017年10月15日日曜日

僕たちが未来を選択するために〜大衆って誰?正しさを超えて〜



10月28日に三軒茶屋の「ふろむあーすカフェ・オハナ」さんで、お話しさせていただくことになりました。

EU離脱やトランプ誕生を「ポピュリズムに陥った結果だ」という批判を聞きますが、選挙や国民投票において、大衆の支持を得ようとするのは当然なことですし、そうでなければなりません。

ポピュリズム批判の対象となるような「大衆」とは誰のことでしょうか。大衆を排して、「正しい」とされる道を決めるのは誰でしょうか。

選挙の結果によっては、国民投票が一気に現実味を帯びます。国民投票は多数決の結果ばかりにどうしても注目されがちですが、その本質は一人ひとりが決定権を持つということに尽きます。

スコットランドの独立をかけた住民投票では、同居しているパートナーと連日、独立するべきか否かで熱い討論をしているけれど、それでも仲良く暮らしている人達に出会いました。

人の意見はみんな正しい方向に「同じ」である必要はなく、むしろ一人ひとりが正しいと思う方向が「違う」ということがベースにあり、その違いを認め合うということを前提に議論をしていく必要性を強く感じています。

今回は、国民投票の経緯や、細かいルールについてではなく、「ボイコット運動」「ポピュリズム批判」「メディア批判」など実際に国民投票でよく起こる問題について、お話ししたいと思います。



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僕たちが未来を選択するために
~大衆って誰?正しさを超えて~
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衆議院解散、総選挙。
政局が大きく動き、混乱が続いています。
どんな結果になっても
私たちは、前を向いて歩みを進めていかなければなりません。

夏に、大芝健太郎さんの国民投票についての勉強会を開催しました。
各国の国民投票の事例と比較しながら、日本の国民投票の問題点と、希望などについて話していただき、
改憲勢力が2/3を迎えた先に、国民投票をどう迎えるべきか、考える機会になりました。今回は、衆議院選挙を終えたタイミングで、再度、イベントを企画しました。議会勢力図が、どのように変化していようと、私たちは、いずれ憲法改正、国民投票について、しっかり考えなくてはいけない時期がくると思うのです。その時に、誰かのせいにするのではなく、自分に引き受けてどう考えれば良いのか、皆で話す場を企画しました。もしかすると、すごいゲストが来てくれるかもしれません!ぜひ、28日、カフェオハナへご参集ください!!!

日時:10月28日(土)19時~21時

会場:三軒茶屋ふろむあーすカフェ・オハナ
  【住所】東京都世田谷区三軒茶屋1-32-6 豊栄ビル1F
      田園都市線三軒茶屋駅 徒歩4分ほど
      ホームページ:http://www.cafe-ohana.com/

参加費:2000円+ワンオーダー

申し込みはFBページ
もしくは右の連絡フォームからお願いいたします。


【大芝健太郎プロフィール】
フリーライター
大学生時代から一年間のうち1ヶ月以上は海外で生活すると決め、
カナダ、ベトナム、スコットランド、ドイツ、アメリカ、台湾、ブルガリアなどで、
旅行と生活をしながら、現地で仕事と住まいを探し、カメラを片手に執筆を続けている。

震災前は有機農業をテーマにしていたが、
震災以降は、国内外の住民投票・国民投票などの「直接民主主義」をテーマに、
「原発」や「独立」などの欧州を中心に重要な国民投票を現地からレポートしている。
東京新聞、夕刊フジ、BS11 weekly news ONZE、デモクラTV、
冊子『Referendum』 comeya books など


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今回お話をさせていただく大芝健太郎です。

世界では国民投票が、2500件以上も行われており、
市民が、街角で政治の話をする国もたくさんあります。

日本では、右左という立場にこだわったり、
間違いを恐れ、周りと違う意見を言い難い雰囲気があるため、
面と向かっての議論が避けられているように感じます。

一方で、
「みんなは騙されている(自分は本当のところを知っている)」
「あの政党を支持するなんてみんなは、〇〇だ」
「みんなはメディアを鵜呑みにしているだけ」
というような意見が聞かれます。
しかしそのような「みんな(大衆)」は存在するのでしょうか。

誰にとっても正しい選択などありえません。選挙においては、どの政党の支持者も、様々な事情で、その選択をしているわけです。人としてとても信頼できるけれど、政党の政策は支持していないというケースやその逆もあるでしょう。

民意がきちんと反映されない選挙を補完するためにも、国民投票が必要なのです。
憲法改正の国民投票は目の前に迫っています。ぜひこの機会に決定権は政治家ではなく、私たちが持っているということを再認識するべきだと思っています。

そして、意見が違う隣人の話を丁寧に聞き、自分の想いを伝える中で、未来を歩む同じ国に住む隣人として、どう向き合っていくべきなのか、一緒に考えていきませんか?

2017年10月6日金曜日

大芝健太郎 ポートレート/スナップ 2017




















Photo by M.W



ナルシスト写真館オープンしました。
細々とモデル業もやっています。着せたり、脱がしたり、髪型も髪色も自由にしてもらっていいのでオファーお待ちしています。

ヨネックスのウェアモデルやフリーのカメラマン、美容師と仕事させてもらっています。

2017年10月5日木曜日

花を贈るとかどうでしょうか。


花を贈るって素敵だなって思うんです。
「たくさんの人が花束を持って、街を行き交う」みたいなそんな日が日本にもあっていいんじゃないかなって。


2014年、ブルガリアで生活していた時、路上にいつもはなかった花屋の出店がたくさん並び、男性が列をなして花束を買っている光景を見ました。街を歩く男性が花束を持ち、夕方になると今度は多くの女性が幸せそうに花束を持っていました。「今日は何の日なの?」と、ブルガリア人の友達に聞いてみると「今日は男性が女性に花束を贈る日」で「国際女性人権Day」にちなんで始まったのだそうです。


他にもヨーロッパやアメリカ、アジアを訪れた時も、どの国でも花を贈る文化が日常生活にありました。日本にも花を贈る文化を根付かせて「日常の空間に花がある生活」を日本でも目指していきたいと思っています。

2月14日とか、めちゃくちゃチョコが飛び交うじゃないですか。いいじゃないですか。あんな勢いで、花が街に溢れるって、なんか幸せな気分になれる気がするんですよね。

ハーバリウムという半永久的に楽しめるのもあるんですね。うちにも2つ、ピアノの上に飾ってあります。花を贈るという選択。花を楽しむという文化。花と共にある生活。

「花を贈るなんてナルシストのやること」なんて、敬遠していましたが、誰に贈っても喜ばれるし、誰からもらっても嬉しい。ナルシストでもなんでもいいから、やっぱり花を贈るのって単純に素敵だなって思います。

そういう思いになったのは、何度もこのブログで紹介していますが、鶴瀬にある「ラムズイヤー」さんの存在がとても大きい。


このお花屋さんに行くだけで幸せになれる。理屈ではあまり説明できないお花とその空間。プレゼントの相談にも気持ちよく乗ってくれる大好きなお花屋さんです。


ドライフラワーもいいですよね。近々、「花」をテーマに一本企画を出そうと思っています。

2017年10月4日水曜日

廃棄食品を減らすフリースーパー 10月8日開催





以前、「しばけんの奔走TV」にも出演していただいた池田大樹が新しい企画を始めたらしい。
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【埼玉県初】フリースーパーを開催します!!


<フリースーパーってなに?> 
 フリースーパーとは、様々な理由から商品として販売できずに廃棄されてしまう食品を、主に生活に困っている方に、無料で持って帰っていただくスーパーです。先日、日本初のフリースーパーが多摩市で行われ、今回は日本で2箇所目となる開催です。

<主催団体”CAWAZ”について>
 CAWAZは全ての人が個々のの可能性を120%発揮できる世の中を作って行くことを目的に、地域で様々な活動に取り組んでいます。
この度は最低限食べることには困らない社会をつくっていく、その第一歩としてフリースーパーを開催するに至りました。


<後援> 
 日本最大規模のフードバンク、セカンドハーベストジャパンからも100〜150人分の食料を提供しいていただけることになりました。
 セカンドハーベストジャパンは、まだ食べられるにも関わらず様々な理由で廃棄される食品を、食べ物に困っている人に届ける活動を行なっているNPO法人です。


<食品を持って行って頂く上でのルール>
・1人10点まで食品をお持ち帰りいただけます
・環境に配慮し、レジ袋の用意などはありませんので、エコバックなどを持参ください
・今回のフリースーパーは常温で保存がきく食品のご用意となります

【開催時間】
15:00〜食品がなくなり次第終了


【お問合わせ】
電話番号:070-5571-6074
メールアドレス:info@cawaz.org

※万が一、食品に問題が見られた場合は、商品の会社ではなく上記の連絡先にお問い合わせください。




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評価される企業へ

余ってしまった食品を、必要な人に配る。

企業としては、食品を作りすぎることは、環境破壊にもつながるので、非難の的になるが、作りすぎたものを寄付するという行為は、評価されるべきだと思う。どんな企業が寄付をしているのだろう。そしてこの取り組みに、賛同する企業が増えることを望む。

社会の成熟度として

「必要なものなのに、お金のある一部の人が独占しているために、他の人は得ることができず困っている人が多い。」

これは社会が成熟しているとは言えない。


「必要なものを得る時に、お金のある人はお金を払い。
お金のない人はお金を払わなくても(あるいは安く)必要なものが得られる。」

「不平等」だと指摘する人もいるかもしれない。私も、ベトナムに一ヶ月滞在していた時、最初は値札のない商品を買うのにとても苦労した。店員に値段を聞くと、ありえない価格をふっかけられることもあった。でも、だんだんとそれが当然な売り方だと思うようになった。お金をたくさん持っている人には高く売って、その分、地元の人には安く提供する。そうすることで、より多くの人が必要なものを得られるからである。


さらに成熟した社会とは、
「お金のある人もお金のない人も、必要なものはお金を払わなくても得られる。」
という状態。憲法にも保障されている基本的人権として、食料などは誰もが、手に入れられるものでなくてはならない。

「フリースーパー」は、まさにその世界観

ベーシックインカムもそうであるが、食料など生きていくのに必要なものは、誰もが無条件でもらえるべきだと思うのだが、こういう社会保障を必要としている人の中にも、生活保護者叩きや、ベーシックインカムを否定するという人もいるので、まだ人権の共有はまだ道半ばである。何れにしてもこういった実戦からいろんな人への意識変革が生まれていくと思うので、とても期待している。また埼玉で初めて、日本で二度目の開催ということで、とても期待しているし、ちょっと様子を覗いてみたい。

2017年9月25日月曜日

iPhone8入手に伴いiPhone5sを手放したいと思います。


iPhone5s 16GB

画面に2本の亀裂と角の画面割れがありますが、普通に使えます。どなたか必要な方がいれば使ってもらえたら嬉しいです。

このiPhoneは2015年末にアイルランドで、どの携帯を使おうか迷っていた時に購入したものです。アイルランドでは、スマホがあれば一ヶ月20ユーロでネットが使い放題、他の国に出て行っても、普通に使えて、電話代も含まれているという超リーズナブルなプランがあったので、思い切って買いました。

また、テザリングを使えば、wifiがなくても電波の通じるところならば、どこでもパソコンで仕事ができるという今では当たり前ですが、不可欠な環境になったのはとても幸せでした。

アイルランドを出てから、イギリスやドイツを周りましたが、SIMフリーで使えるiPhoneは本当に重宝していました。

ただ、日本に帰って来て日本で格安SIMの契約をしようと思ったら、auの電波を使う会社とは相性が悪いようで、docomo系と契約しました。ここは注意が必要かもしれません。

ただ、日本で売られているスマホはカメラのシャッター音を消せないのですが、海外で売られているiPhoneはマナーモードにしておくと音が鳴らないので、静かな場所でも気兼ねなく撮影ができます。

ネットで5sの値段を見たら5000円から12000円くらいで取引されているようなので、送料込みで2000円くらいでいかがでしょうか。

連絡フォームからその旨伝えていただけたらと思います。


2017年9月18日月曜日

『メディアに操作される憲法改正国民投票』本間龍



9月6日に発売されたばかりの『メディアに操作される憲法改正国民投票』

国民投票法のCM規制などに関する問題点がサクッと読めて、しっかり理解できる一冊です。


『原発プロパガンダ』という本も執筆されている、大手広告代理店やメディアに詳しい本間さんが、もしこのまま憲法改正国民投票が行われることになったらどうなるかということを解説しています。




「2011年3月11日の東京電力福島第一原発の事故発生以前、日本の主要メディアのほとんどが、原発の危険性や脆弱性について報道していなかった。年間300億円を超える東電の広告や経産省などによる原発広告がメディアにばらまかれ、それらの広告費欲しさにメディアは原発に対する批判を自主規制し、原発立地県のローカル新聞社は、原発翼賛記事さえ掲載していた。(略)原発翼賛CMが毎日のように流され、新聞や雑誌にも繰り返し原発見学などの肯定的な記事が載るのに対し、批判する意見が全く載らなければ、次第に国民も一方的な報道や広告に疑問を持たなくなっていく。」(『メディアに操作される憲法改正国民投票』P12)



国民投票が行われることになったら何が起こるのか。何に気をつけなければならないのか。公平な国民投票にするためにはどうしたらいいのか。解散総選挙で、憲法改正発議は少し見送られることになるでしょうが、いずれ来る国民投票を前に読んでおきたい一冊です。





2017年9月17日日曜日

【追悼】不可思議/wonderboyって2Aの石田じゃんか。

2011年の年末だったか。
「不可思議ワンダーボーイっていう歌手知ってる?交通事故で若いのに亡くなったらしいんだけど、それがめちゃくちゃいいんだよ。」

って見せてもらったのが『Pellicule』


本当にいい曲だし、そしてこの人が亡くなっているという事実が、この曲をまた感動的にさせた。それから不可思議/wonderboyの『風よ吹け』『銀河鉄道の夜』とかを携帯に入れて、繰り返し聞いてた。『生きる』も聞いたなぁ。


それからもう5年以上経ったんだな。最近、友達からいきなり「不可思議/wonderboyって、しばけんの同級生?」っていうメッセージが来て、全く想定外の質問で、どういうことだよ、って思いながら。

「え、違うけど。 歳は一緒なのかな。」

って、よく考えずに軽く返信しつつ、久しぶりに彼の曲をYoutubeで流してみたら、なんだか嫌な予感がした。

よく見たら、いや、今までもよく見ていたけど。
ちょっと待てよって、高校のアルバム引っ張り出して、顔見たら、やっぱりそうで。

ネットで「不可思議 本名」で検索したらやっぱり「石田剛」って出てきた。

「石田じゃんか」

高校2年A組の同級生だった石田だ。
あいつはバドミントン部で部室が隣同士だったの思い出した。

バカで明るいやつだった。
って言っても俺の方が断然バカだったけど。

石田についてのドキュメンタリー映画もあるみたいで、すぐに見た。



泣けるわまじで。石田は愛されてたんだな。みんなに。

おい、川高の同級生のみんな。
不可思議/wonderboyって2Aの石田じゃんか。

2017年9月16日土曜日

大人もハマるボードゲームの奥深さ




担当させていただいていた、夕刊フジの原稿が9月14日に発刊されました。

ボードゲームは子どもの時に、人生ゲームやモノポリーなどで親しみがあったのですが、大人になってからはやる機会があまりありませんでした。

しかし、大学を卒業してドイツに留学していた時に、友達の家に見たことのないボードゲームがいくつも並んでいて、それで一緒に遊んだりする機会があり、「大人になっても十分楽しめる」というか、大人になってこその面白さに気がつきました。

それから月日が流れ、今年の春に、友人の結婚式を通して「ボードゲームを作っている」というフェーミフィジャパンの石神さんにお会いし、それから着想を経て今回の企画に至りました。

取材に協力してくださった方々、本当にありがとうございました。



2017年9月11日月曜日

『ポピュリズムとは何か』ー民主主義の敵か、改革の希望かー 水島治郎

ポピュリズムは大衆迎合主義と訳されるが、いい意味で使われないことの方が多い。


ではポピュリズムを排することはできるのだろうか。大衆ではなく「誰か」が決めるべきだというエリーティズムに向かう。決めるべき誰かをどのように決めるべきなのだろうか。この話は前にも書いたので、こちらを参照いただきたい。

「多数決」は「正しさ」や「民主主義」を担保するものではない。




ポピュリズムと言われているものは何か。



ポピュリズムが何を生み出しているのか。


私がもっとも問題だと思う人は「自分は正しい答えを知ってるけれど、他の人は知らないと思っている人。」日本にはこういう人がとても多いし、イギリスのEU離脱についても同じように思っている人が多い。

そういう人のポピュリズム批判は、いくらでも読むことができるが、この本はラテンアメリカや、ヨーロッパ。日本のポピュリズムがどのような背景で生まれ、拡大し、何を生み出してきたかが解説されている。「自分は正しい答えを知ってるけれど、他の人は知らないと思っている人。」には、特にオススメの一冊。

2017年9月8日金曜日

【パケ死】173万円の請求書

もう死語になった「パケ死」。
ぼくは過去に一度経験したことがある。


2010年3月学生生活の終わり。
ガク割で基本料金が3年無料になるという最後のチャンスに念願のiPhoneを購入した。

そして、2010年6月ベトナムにて愛しのiPhoneを紛失。



当時のぼくは海外2カ国目。全然旅慣れておらず、携帯電話を貴重品として認識していなかったので、ホテルの部屋に置いたまま外出していた。そしてチェックアウトの日になって、パッキングしていた時にiPhoneがないことに気づいたという、なんとも恥ずかしい話。

ないものはしょうがない。
携帯会社に電話をして、利用停止にしてもらい、警察に事情を説明すると、
「犯人を捕まえて、iPhoneを取り返すために、利用停止を解除して、また使えるようにしてください」
と言われ、従った。今度はホテルの人に通訳になってもらい、盗難証明を出してもらうことになった。なにやら読めないベトナム語が書いてある用紙を渡されて、
「ここにサインをして」
と言われたので、なんの疑いもせずにサインをした。

ぼくとしてはそれで、なんだか一安心。
盗難証明書も手に入ったから保険もおりるだろうし。

と思ったら、盗難証明書に書いてあるベトナム語を翻訳してもらったら、ホテルで盗まれたのではなく、「公園で」置き引きにあったと書いてあるそうだ。しかも、そこにはぼくの確認済みのサインも。。。

置き引きは盗難とは見なされず、基本的に保険がおりない。

しかも帰国した後に届いた請求書には目を見張る金額が示されていたのであった。














えっ、これ何ケタ?

1,731,473円

173万円。。。

警察の調査などのため、すぐに利用停止措置ができなかった間に、
こんなに膨れ上がっていたのだった。

今まで気ままに生きてこられたけど、
いよいよ、これは就職しなければならないと覚悟した瞬間だった。





親や友達、ベトナムでお世話になった人に相談して
消費者生活センターに電話。

「ベトナムで携帯盗まれて、使ってないのに173万円の請求が来ちゃいました…」

オペレーター「携帯会社の対応で問題がありませんでしたか?例えば緊急停止ができなかったとか、どこに電話したら良いかわからなかったとか。もし携帯会社に落ち度があった場合、専門の弁護士を手配します…」

「いや、携帯会社の不手際はないです。」

オペレーター「そうしますと、携帯会社に直接相談した方が良いですね」

「…はい。わかりました。」

もう、すがる思いで携帯会社に電話。

「すいません。携帯を紛失してしまって、請求額がとんでもないことになっているんですけど、僕は全く使ってないんです。払えません。どうしましょう。」

「検討するので、また連絡します。」と言われ、
何事も上の空で過ごしていた2日後。
携帯会社から連絡が来て、ふるえる手で僕は電話を取った。

「先日の件ですが、全額帳消しにすることはできませんが、あなた本人が使用していないことが証明できれば、大幅に減額することはできます。」

「証明できます」

「そうしましたら、新しい請求書を送ります。52500円+諸費用がかかります」

「ありがとうございます」

電話口でぼくは安心して、話しながら泣いていた。


結局払ったお金は解約代金等も含めて8万円ほど。
それでも大金だけど173万円を思うと本当によかった。

今となっては、よくネタにする話だけど、
当時は本当に生きた心地がしなかったな。

たった数日でこの金額。
今は、ここまでかさむことはないかもしれないけれど、
海外での携帯利用には十分注意してくださいね。

ぼくのiPhoneがベトナムのどこかで誰かのためになったのではないかと信じています。


2017年9月7日木曜日

【底上げ農業部】稲刈り2017は10月7日

9月5日6日と底上げ田んぼの水抜きをしたり、稲刈りの準備をしてきました。

もう7年目になる底上げ田んぼ。
今年の稲刈りは10月7日です。

美味しく実ったところで、イノシシにかなりおすそ分けしてしまいました笑

収穫間近で、食べられてしまって悔しいなぁと思いながら、イノシシ対策の電柵の整備をしていたら、なんと犯人に遭遇。



か、かわいい…。ウリボー。
かわいくて駆除できませんでした。
大きくなっても、食べに来ないでね。
食べてもいいけど、僕たちの分もちゃんと残しておいてね。

というわけで、今年もまたみんなでワイワイ言いながら、収穫体験するのをとても楽しみにしております。

「稲刈りだけなんて申し訳ない…」っていう人も時々いるのですが、
みんなで行くのが楽しいので、ぜひ興味があれば来て欲しいです。

もし、10月7日は都合が悪いという人がいたら、9月24日にも個人的に別の田んぼの稲刈りに行くので、そちらも興味あれば一緒に行きましょう。

どちらも東京から往復バスや車で送迎付きですので、気軽に参加してみてください。

予約は、以下の予約フォームか、ぼくに参加の旨伝えていただけたらと思います。



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【底上げ農業部】稲刈り2017

このイベントへの参加にはフォームからの予約が必要です!!
《予約フォーム》
https://ssl.form-mailer.jp/fms/cc06c1a0524984

今年も刈ます!底上げ田んぼ稲刈りです!
今年も皆さんのお力を貸して下さい。
高田馬場駅出発のバスツアーです。みんなでワイワイ行きましょう~。
2017悔いのない稲刈りにしましょう!

◆日時
2017/10/7(土)7:15〜19:00

◆スケジュール
7:15 高田馬場駅前の『BIGBOX』前集合
7:30 出発
19:00頃 高田馬場駅到着
(交通状況などにより時間は前後します)

◆集合場所
高田馬場駅出てスグののBIGBOX前集合
(JR高田馬場駅 早稲田口を出て右側スグ)

◆参加費
社会人¥3500、学生2000、中学生以外無料
(昼食代込み)

◆定員
29名

◆持ち物
軍手、長靴(もしくはサンダル)、 作業着(ケガの恐れがあるので肌が露出しない格好推奨)、着替え、タオル、熱中症対策
※虫刺されに弱いかたは、特に注意して対策お願いします。

◆雨天中止
小雨程度は開催します。
中止の場合は、前日の18:00までにメールにてご連絡致します。

◆予約制
予約フォーム
https://ssl.form-mailer.jp/fms/cc06c1a0524984

◆主催
底上げ農業部

2017年8月19日土曜日

「多数決」は「正しさ」や「民主主義」を担保するものではない。



「国民投票」「住民投票」について語るときに、「多数決」が問題に上がることがある。まず言えることは、民主主義においての決定は多数決によるものがほとんどである。
全員が一致するまで議論をする時間があれば、理想なのだが、どこかで区切って決めなければならないときに、一人一票で「多数決」以上に平等な決め方がないからである。


多数による決定は「正しさ」を伴うとは限らない。イギリスのEU離脱や大阪市の「特別区設置」が否決されたことも、それが正しかったかはわからない。ただその時に、過半数の票を獲得したのはEU離脱であり、特別区設置反対であった。

「多数決」は「正しさ」を担保するものではない。


「多数決」は「民主主義」を担保するものでもない。民主的に選ばれた議員の過半数が賛成であっても、国民を納得させることができないのであれば、もしくは国会での審議がきちんと行われなければ「多数決」であっても「民主主義」であるとは言えない。


「多数決」が「民意」であるとは言えない。「多数決」と言っても、どのようなルールで多数決を取るかによって、得られる結果(いわゆる民意)が変わってしまうからである。


国民投票は多数決を伴うが、その本質は国民が直接決定権を持つことにある。それにより、国民は情報を得て、議論、決定し、投票によって意見を表明し、そしてその結果に責任を持つようになる。

国民投票は多数決の結果ではなく、その前後が大切なのだ。

どのような多数決を採用するか、どのようなルールで運用するのか。他の国ではどんなテーマでどのように「国民投票」「住民投票」が活用されたのか。明日8月20日は国立でお話しさせていただきます。

http://www.oshibakentaro.com/2017/07/810.html

2017年8月6日日曜日

8月6日。せめて今日だけ原爆について考えたい。

せめて今日だけは原爆について考えたい。

72年前の今日。

世界で初めて、原子力爆弾が落とされた。
人類だけではなく、他の生きとし生けるもの全ての無差別な破壊。そして後年にも大きな影響を及ぼす後遺症。知れば知るほど、原爆の被害は2度とあって欲しくないと強く思う。


しかし驚くことに日本は100ヶ国以上が参加している核兵器の開発、保有、使用を禁じる核兵器禁止条約に賛同していない。日本に原爆を落としたアメリカに配慮して、である。アメリカに守ってもらうために、原爆を許してもいいのだろうか。

核の抑止力は、「打たれたら、打ち返す」という戦略である。

それでは、いつまでたっても原爆の脅威はなくならない。

「打たれても、打ち返さない。私たちは原爆は2度と使わない。」

そういう覚悟がなければ。



原爆は過去の問題ではない。
今の問題である。
そしてこれからの問題である。

世界には原爆が1万数千発もあると言われている。抑止力を超えて威嚇のためにも使われている。

争いや交渉に核兵器を持ち出すなんて、なんて視野が狭いのだろうか。地球は大きいけれど、お互いに影響し合う運命共同体で核兵器を使うなんて、ただでさえ危うい人類の寿命も縮めてしまうことになる。


そうは言っても、核平気のない世界を恐る人がいるのが現実である。
でもどこかで勇気を出して核兵器を手放さなければ、
どこかの誰かのスイッチで、私たちの未来が脅かされ続けることになる。

まずは自分から、日本から、原爆に頼らない未来を歩みたい。



橋爪文さんという14歳の時に広島で被爆された女性から何度か話を聞かせていただいて、彼女の存在が僕の「原爆」について考えさせてくれる。今日もまた改めて彼女の本を読もうと思う。


2017年8月3日木曜日

RYU-SEI の『ふたりでできるもん! だって天才だもん展』@仙台 8月9日まで開催中




友達のアーティスト RYU-SEI 君が、彼女とぼくとの絵を描いて送ってくれました。特徴と雰囲気が表れていますよね?突然のことでとても驚きましたし、本当に嬉しかったです。

彼の他の作品も見せてもらったのですが、どれも思わず見入ってしまうほど、精密で細やかな絵。描かれているありそうだけど、どこにもない、リアルと想像の間のような世界観もとても素敵。一度彼のブログも覗いてみてください。


RYU-SEI 君は、とても人気のアーティストで、いろんなところで展示をされているのですが、今日から8月9日まで『ふたりでできるもん! だって天才だもん展』を仙台の中本誠司現代美術館で開催中のようです。

一緒に展示される若い写真家さんも気になるんですが、ぼくは残念ながら行けないので、興味のある方、お近くの方、ぜひ足を運んでみてください。

RYU-SEI 君の描いてくれた絵、二人の宝物にします。本当にどうもありがとう。

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ふたりでできるもん!〜だって天才だもん展〜
8月3日 (木) ~9日 (水)11:00〜18:00

二人展。RYU-SEI(画家)白木ハスミ(写真家)のふたりによる展示です。入場無料

●RYU-SEIホームページ https://yonsen4000plus1.jimdo.com/

●白木ハスミホームページ http://hasumi-film.blogspot.jp/

●中本美術館近隣地図 http://www.seishi-nakamoto.com/museum/access/index.html

●交通アクセスについて http://www.seishi-nakamoto.com/museum/access/public/index.html
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2017年8月2日水曜日

「種子法廃止」で「日本の食」の根幹が揺らぐ





「種子法廃止」によって、種子の保存のために国が予算を出さなくなれば、種子が高騰し、食料の値段が上がる。さらに民間企業が種子に特許をかけ、その所有権を主張することになると、今度はその種子を使うためのロイヤリティー特許料も払わなければなり、さらに値段が上がることも考えられる。

モンサントなどの多国籍大企業が中小企業を買収し、種の独占が進み、種子の均一画一化が進んでしまうと、現在農家や企業に支えられている多様な種子も淘汰されることになる。

私たちの身体は、空気と水と食べ物で構成されていて、その食べ物がどのようにできているのかについて考えることは身体について考えること。そして、その身体をもって、思考し、行動していく。人生は食べ物でできていると言っても言い過ぎではないだろう。

さて、その食物の種子を企業に独占されるということは、私たちの人生をその企業に左右されてしまうということにもなる。

種子法廃止はすでに決まってしまっており、来年の4月には失効してしまう。専門家は、すぐには影響は出ないと言っているが、今後私たちはどのように生きていくべきなのだろうか。

「種を制するものは、世界を制する」という言葉もあるが、ぼくは制されたくもないし、制したくもない。

先日、栃木県、大田原市の水口農場という無農薬、自家採種で田んぼや畑をされている方のお家にお世話になった。ぼくはそういう農家を応援していく。あと、人参の種をもらって、早速庭に植えた。次の世代に残すために、ぼくはぼくの種を蒔く。

2017年7月28日金曜日

8月20日「僕たちが未来を選択するために〜今、知ろう!国民投票の総て〜」@国立

先月、「旅」をテーマにトークライブを開いてくださった矢田さんが(前回のイベントはこちら)今度は「国民投票」をテーマにした勉強会を企画してくださいました。



「僕たちが未来を選択するために〜今、知ろう!国民投票の総て〜」

皆さんは「国民投票」をリアルにイメージされているでしょうか?

世界では、さまざまな問題について
2527件も行われているそうです。

今回、話してくれる大芝健太郎さんは、
この国民投票は、間接民主主義を補完する大事なツールだと話してくれます。
もっと言えば、民主主義を最も体現するものだと言われます。

安倍首相は2020年までの改憲を宣言しており、早ければ来年にも国民投票を行うかもしれません。

今こそ、国民投票のルールなども含めて、現実的に考えていかなくてはいけない時だと思います。

それは、政府に任せておけばいいということはないと思うのです。

民主主義を本当の意味で引き受けるために、
まずは「国民投票」について知り、考え、関わっていきたい。

今回『国民投票の総て』という本の
制作に各国への取材から関わられたジャーナリスト
大芝健太郎さんにお話を伺います。

ぜひ、この機会にご参加ください!!!

日時:8月20日(日)14時〜16時
会場:国立市公民館B1ホール
参加費:2000円
Facebookページ:https://www.facebook.com/events/310575562685369/

2017年7月24日月曜日

8月20日『ヨーロッパと各国の国民投票』in 国立

以前、「旅」をテーマにトークライブを開いてくださった矢田さんが、今度は「国民投票」をテーマにした勉強会を企画してくださいました。

前回のイベントはこちら

8月20日、また詳細が決まったら追記いたします。

以下、矢田さんより。
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ちょっと先のことになりますが、、。
8/20にしばけん(大芝健太郎)と国民投票についての勉強会をします!
時間は午後、場所は、国立市公民館です!
ぜひ、ご予定お願いします。
憲法改正の国民投票が、来年にも行われるかもしれない状況。
ただ国民投票は、恐ろしいものではなく、間接民主主義にとって、それを補完する言わば、車輪の両輪のようなものではないかと、しばけんは話してくれます。
今日の打ち合わせで、一番腑に落ちたことは、国民投票で、どんな結果になろうと、私たちがその結果を引き受ける覚悟を持つことが重要で、それこそが、民主主義だということ。
よりよい結果を生むために、異なる意見の人との対話も必要だろうし、そのために学ばなくてはならないことも出てくる。
私たちが、誰かに任せるのではなく、引き受ける。

他国では、当たり前に行われている国民投票について、この機会に学びませんか?

よろしくお願いいたします(^-^)/

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8月20日国立での勉強会の詳細はこちら


2017年7月23日日曜日

本日 7月23日21時〜「奔走20代」に生出演!


7月23日21時から、古巣の「奔走20代 ぼくたちに月曜日は来るのか!? 」
に約半年ぶりに出演させていただきます。

最愛の彼女との出会いと同棲。
世界を良くするGood things.
『国民投票の総て』の制作について

などなど、近況報告も含めて色々、
生放送で2時間たっぷりと喋り尽くしたいと思います。

通常月額500円かかる有料インターネット放送局ですが、
この番組は誰でも無料で見ていただくことができます。




こちらが放送された番組です。29分〜始まります。


2017年7月6日木曜日

8月12,13日 川内村自由大学 参加者募集中

8月12,13日に福島県川内村で開かれる自由大学の合宿にゲストとして参加いたします。興味のある方、ぜひご一緒できればと思います。

以下、田口ランディさんのブログより転載。
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2017年川内村自由大学4期・参加お待ちしています!

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いっしょに哲学しよう!
みんなで考え知ることの合宿
川内村自由大学
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開催日
2017年8月12日(土)~13日(日)
集合場所 JR東日本郡山駅新幹線中央口
集合時間 11時10分
郡山駅集合&解散
参加費約一万円(割り勘制)
福島県の川内村高田島地区での一泊二日の「ダイアローグ合宿」です。これまで三回ほど実施してまいりました。川内村高田島地区は福島第一原発から30キロ圏の境界に接した地区ですが、風向きや地形などの影響で放射線量は低く、水の汚染もなく、かつても、そして今も日本有数の美しい湧き水の里です。
事故直後から地域の方たちと交流し、福島の中でもとりわけ原発に近くしかも汚染の少ない地域である川内村の高田島地区の方たちと情報交換をしながら、原発のこれからを考えてまいりました。
全国から参加された方々とゲストで、さまざまな問題をダイアローグして土地の人たちと一緒に意見交換をしてまいりました。

川内村自由大学は、その名の通り「さまざまな立場の方達の自由な意見交換と学びの場」として立ち上がりました。川内村高田島地区公民館と廃校となった小学校の校庭、音楽室をお借りして行われます。全面的に川内村高田島地区の方々のご協力を得て開催しています。

特定の思想、宗教とは全く関係がありません。その上で、どんな方でも参加自由です。

■2017年川内村自由大学の内容は以下の3つに分かれます

・前夜祭
 川内村の人たちとの交流宴会。地域の方達とピザを焼いたり、踊ったり、歌ったりと、楽しく過ごします。参加者の親睦を深め、翌日のダイアローグのためにお互いを見知ってもらう目的もあります。
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今年も窯妬きビザをつくります↑


・スタディツアー
 今回は避難解除になった富岡町の放射性廃棄物仮置場を中心に見学をします。今後この廃棄物の最終処分はどうなるのか、誰も説明を受けていない現状を認識していただき、増え続ける除染廃棄物の最終処分の問題を実感していただきます。
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(富岡の避難区域2013年撮影↑)

・2017年のテーマダイアローグ
「原発のゴミの処分、どうする?どう決める?」
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現在、国がすすめている地層処分に関する情報を共有し、参加者それぞれが抱えている最終処分のイメージ、不安、疑問、提言を発表、それぞれのズレや違いを確認。

 今回のゲストは3者に分かれます。

1 地層処分や原子力に携わる方たち
2 一次産業に関わっており地層処分に関心をつ方たち
3 国民の合意形成に関心をもつ方たち

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開催日
2017年8月12日(土)~13日(日)
集合場所 JR東日本郡山駅新幹線中央口
集合時間 11時10分

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参加者定員 30名(高田島地区の方は自由参加)
コーディネーター 西巻裕(川内村原発を「考える知ろう館」館長)

※郡山駅集合&解散です
※マイカーで参加の方は川内村集合です

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■ 今年のゲストスピーカー
「原発のゴミの処分、どうする?どう決める?」
 農と食と民主主義の視点から最終処分を考えてみよう。


 北村正晴 東北大学名誉教授
 田口ランディ 作家
 佐伯康人 自然栽培パーティ主催者
 高倉敦子 ガイア水俣主催者(みかん農家)
 奥津繭 農業家 レストランオーナー 六ヶ所スタディツアー参加者
 佐々木重人 農業家 事業家 直接民主主義とベーシックインカム提唱者
 大芝健太郎 ジャーナリスト 世界の国民投票を取材
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• 自由大学の参加費用
現地にて一人1万円を徴収します
食費、酒代、滞在費を支払い、余りが出たら人数割りにして戻すという、完全割り勘方式です。
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■参加申込はメールでお願いします

「川内村自由大学事務局」宗野真悟まで
お名前・住所・電話番号・年齢・職業を明記の上お申し込みください
super_question_mark@yahoo.co.jp

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■自由大学で用意するもの
宿泊は川内村高田島地区の公民館に雑魚寝です。
おふとんは用意しております。とても清潔なところで快適です。
朝食は自炊です。みんなで作ります。
お風呂は近くの温泉に行きます。
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■タオル、洗面用具、着替えなどは各自で用意してください。
自分で必要なものは自分で持って来てください。
高田島地区にはコンビニはありません。
(食器類などはこちらで用意してあります)
※今回はダイアローグの時間たたいへん長いのでお子様連れの参加はお受けできません。
 ごめんなさい!

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自由大学の行動スケジュール
8月12日
11時に郡山集合後、現地コーディネーター西巻さんのご案内で、貸し切りバスで移動。避難解除となった富岡町の放射性廃棄物仮置場や、津波による被害の復帰できない現状を確認。川内村の除染によって出た廃棄物仮置場も見学します。これらの廃棄物の量を目にしたとき、最終処分はどうなるのか、って考えてしまいます。
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肉眼で福島第一原発が見える丘にて↑


川内村の温泉施設に寄って汗を流して宿泊先である公民館に荷物を置きます。川内村高田島地区の小学校校庭でバーベキューパーティー&川内村の人たちと交流。キャンプファイヤー。踊ったり。なんでもありですが、なるべく早く寝ましょうね。
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地元の方たちと踊ったりキャンプファイアー、盛り上がります↑


8月13日
7時半起床
料理ができる人は朝ご飯づくり、できない人は部屋の掃除。朝ごはんを食べてから、小学校へ。

10時~
放射性物質最終処分に関する説明を行います。その後にそれぞれの立場から放射性廃棄物の最終的な処分はどうしたらいいのか、どういうふうに場所を決める合意したらよいのかな、他の国はどうしているんだろう、などなど意見交換をしつつダイアローグ。今回は大地と関わる方が多くゲスト参加しています。どんな意見が飛び出すのかとても楽しみです。
ここでは「自分は○○専門家ではないからわからない」というような尻込みはなしです。すべての人が、同じテーブルを囲み、他者の声に耳を傾け自分の意見をわからないなりに言う。それによって、理解と合意形成にさいに障害となるのはどのような態度や言葉、考え方なのかを、お互いに学んでいきましょう。
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今年のダイアローグはゲストが多いので公民館で行います


昼飯
現地でカレーを作ってもらいいただきます。

午後
午後もゲストと一般参加者によるダイアローグを続けます。

解散
6時に郡山駅解散を目指します。

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★★2017年のゲスト紹介★★

佐伯康人 自然栽培パーティ主催者。「奇跡のリンゴ」で映画化もされた自然栽培の発案者である木村秋則氏から「自然栽培」の方法伝授を許可されている唯一の農業者。障害者福祉と農業を結びつけ「農福連携プロジェクト」をすすめながら、全国に無肥料無農薬の自然栽培方法を伝えている。アグリカルチャーを目指す人々から圧倒的な支持を受けている。今年、彼が回った福祉施設はすでに100近く。

高倉敦子 ガイアみなまた代表 水俣病患者支援のため水俣に移り住み、無農薬の甘夏みかん栽培しながら水俣病の患者さんたちを支え続けてきた。農業を通して水俣の支援を行ったことで全国的に有名。ガイアの甘夏はいまも全国の支援者に送られている。

奥津繭(ちかし)六ヶ所村スタディツアーや、ダイアローグ研究会のツアー報告会に参加。長崎県在住。オーガニックベース代表。雲仙の若手農家たちと在来種の種を守り活動を続けている。また福島県福島市の地元の野菜を使った「食堂ヒトト」というオーガニックレストランを経営している。

佐々木重人 秋田出身。千葉在住。政治活動から農業へ移行。農業を営みながら食に関するさまざまな事業を展開。現在はスイスにラーメン屋を出店する計画。語学力を生かしスイスの直接民主主義や、先進国の社会保障を学んでいる。日本における国民の合意形成の方法を模索している。

大芝健太郎 ジャーナリスト。特にヨーロッパの国民投票や各国の民主主義、合意形成の方法を取材。それぞれの国で国民がどのように政治的決断を行っているかを実際に見聞し、発表している。

北村正晴 東北大学名誉教授 二十年以上、原子力関連施設の立地地域に通い対話活動を実戦。2010年に田口ランディと「ダイアローグ研究会」を立ち上げさまざまな立場の人たちが対話によって問題を共有し、乗り越えていく活動に携わってきた。原子力の安全維持のための委員会、研究会において安全とは何か?を訴え、ヒューマンエラーを減ずる組織づくりの提言を行っている


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今年もみなさんのご参加を楽しみにしています!
(イワナの泳ぐ里。川内村の清流にて↑)
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■参加申込はメールでお願いします
「川内村自由大学事務局」宗野真悟まで
お名前・住所・電話番号・年齢・職業を明記の上お申し込みください
super_question_mark@yahoo.co.jp

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2017年6月30日金曜日

埼玉で無農薬野菜を作る「ののの農園」にお邪魔してきた


埼玉県日高市で農薬や肥料を使わずに自然の力を最大限に活かした農業をやっている「ののの農園」にお邪魔してきました。

ののの農園の園長かとうまさやは、私が日本の食の「地産地消」をテーマに活動していた震災前に、ある農家さんを訪ねていた時に知り合いました。当時から彼は「地元の日高市で農業をやりたい」と言っていて、それから全国の農家を回ったり、オーガニック食品店に勤めたり、研修をしながら農家修行を続けてきました。そしてついに今年、パートナーのいずみちゃんと一緒に念願の農園を当時の言葉通り、日高市でスタートさせたのです。久しぶりに会った彼は、農家の身体、農家の顔になってました。


彼は性格も表情もとても穏やかですが、かなり尖った農法で野菜を作っています。というのも、ののの農園は、無肥料、無農薬、しかも一般に流通している交配種と違って、固定種と呼ばれる種を使っているため、手間もかかり、大きさにもばらつきが出てしまいます。でもその代わりに、従来よりも持続可能な種と畑になり、何より大地と太陽など自然環境の恵みが凝縮されたような美味しい野菜になります。

私はお昼に、キュウリの浅漬け、枝豆の塩茹で、ズッキーニの炒め物をいただいたのですが、どれもシンプルな調理法で、とても美味しく、特にズッキーニは甘くて旨みもあり、本当に美味しかった。これが「本物のズッキーニの味なんだ」と驚くほどでした。



彼はブロガーでもあり毎日、農園のことだけでなく、環境問題や社会問題についても色々発言をしていて、いつも刺激を受けています。


夏野菜の美味しい季節になってきました。ぜひ、ののの農園の夏野菜を食べてみてください。私のように一日農業体験なども受け入れてくれるので、興味のある人は訪ねてみるのもいいと思いますよ。詳しくはブログを見てみてください。





2017年6月26日月曜日

『国民投票の総て』ついに完成。発送します。


帰国した11月から、翻訳作業も含めるとそれより前から制作に関わっていた『国民投票の総て』が、ついに完成しました。この間、精神的にも金銭的にもかなり追い詰められていましたが、多くの人に支えていただき、最後までやりきることができました。本当にありがとうございました。

私は2章の世界の国民投票実施一覧、3章ではニュージーランドやチリの国民投票などについて、4章では現地で取材をしたスコットランド、リトアニアなどについて書かせてもらっています。

日本で初めての国民投票を前に、国民投票の歴史や各国の事例について知る最良の一冊です。ぜひ手にとっていただきたいと思います。

アマゾン等では扱っておりませんので、
右記の「連絡フォーム」からご希望の冊数とお送り先を記入してお申し込みください。

1冊=2,500円(送料込み)
2冊=4,500円(送料込み)
3冊=6,500円(送料込み)
市民グループなどが(10冊以上)まとめて購入される場合は定価の15%引きで販売します(送料込み)。書店についても同じ扱いになります。



『国民投票の総て』について

諸外国では国民投票で様々な重要なことが決められています。たとえばイギリスやフランス、オランダなどでは「EU」に関することで、スイス、イタリア、スウェーデンでは「原発」など。スイスは他にも「軍隊・徴兵制」や「移民政策」「体外受精」など多岐にわたるテーマで実施しており、イタリアやアイルランドでは「離婚」、「人工妊娠中絶」の合法化などについて国民投票が行われています。しかし、そのことについて詳しく知っている日本人はほとんどいません。国民投票を未だ経験したことがない私たちが、この制度を深く理解し賢く活用するためには、まず諸外国の事例についてつぶさに知る必要があります。
第1章では、国民投票とは何か、選挙とはどう違うのか。この制度にはどんな種類があるのか。日本でも、憲法以外のテーマを国民投票にかけることができるのかといったことについて解説しています。
第2章では、過去220 年余の間に世界中で行われた2500 件を超す国民投票の中から738 件の事例を[国名・年月日・テーマ・投票率・賛成率・反対率]を記した一覧表にし、短い解説を60 本ほど添えました。
第3章では、「国歌・国旗」「離婚の合法化」「軍隊廃止」など、諸外国で実施された興味深い13 の事例を詳しく紹介しています。
そして、第4章では執筆を担った今井一、大芝健太郎が、バルト3 国の独立、ソ連解体から英国のEU 離脱まで、国民投票の現場を生々しくリポートしています(実際の投票用紙や現地で撮影した写真を多数掲載)。
第5章では、国民投票制度を否定する人たちがよく引き合いに出す、ナチス・ドイツ、ヒトラー時代の国民投票を詳細に紹介し、それが国民投票と呼ぶには値しない紛いものであったことを明らかにしています。
第6章では、近い将来実施される可能性が高まっている憲法9 条に関する国民投票について、私たちはこれにどう向き合うべきなのか、どうすれば公平で水準の高い国民投票ができるのかについて解説しています。

本の目次(A5版×317ページ)

巻頭グラビア
「国民投票の現場から」(27点のカラー写真)
第1章 国民投票って何?
多くの人が国民投票の活用を求めている
国民投票って何?
日本で国民投票が行われない理由
第2章 実施一覧・解説と統計グラフ
世界中で行われた2500 件を超す国民投票の中から738 件の事例に関し
て[国名・年月日・テーマ・投票率・賛成率・反対率]を記した一覧表
第3 章 さまざまなテーマ、歴史的背景
国歌(オーストラリア)
国旗(ニュージーランド)
動物保護(スイス)
アルコール政策(ニュージーランド)
離婚の合法化(イタリア)
離婚の合法化(アイルランド)
人工妊娠中絶の合法化(アイルランド)
原発・エネルギー政策(スウェーデン)
原発・エネルギー政策(イタリア)
アフリカの人々の民族自決(フランス領の諸国)
アルジェリアの民族自決
独裁政権の承認(チリ)
「 共和制」か「君主制」か(イタリア王国)
軍隊廃止(スイス)
第4章 ルポルタージュ 国民投票
リトアニア、ラトヴィア、エストニアがソ連邦からの離脱・独立の是非を問う
ソ連邦存続の是非を問う国民投票
エリツィンが仕掛けたロシアの国民投票
スイス ─ 性犯罪者に関わる刑法の改正
リトアニア ─ 日立製の原発建設
スコットランド ─ イギリスからの独立
イギリス ─ EU に残留するか、離脱するか
第5章 ヒトラーが仕掛けた「国民投票」
前皇帝の私有財産の没収に関する国民投票
賠償金支払い案に関する国民投票
国際連盟脱退に関する「国民投票」
ヒトラーへの大統領権限の移譲に関する「国民投票」
ドイツ軍のラインラント進駐に関する「国民投票」
ドイツ・オーストリア合邦の是非を問う「国民投票」
第6章 「9条」国民投票にどう向き合うのか
解釈改憲に終止符を
国民投票の実態と効用
諮問型の3択国民投票を
国民投票のルール改善を
資料
あとがき
執筆者紹介、支援者、制作・普及委員会のメンバー
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なお、日本の国民投票のルールについてはこちらをどうぞ。





2017年6月23日金曜日

「憲法改正/国民投票」のルール改善(国民投票法の改正)を考える

「憲法改正/国民投票」のルール改善(国民投票法の改正)を考える会は、昨年から4回の議論を重ねてきました。

今年5月に安倍首相が「改憲宣言」をしたことにより、にわかに国民投票が現実味を帯びてきましたが、肝心のどのようなルール(法律)で国民投票に問われるかについての議論は十分とは思えません。「国民投票」と一口に言っても、各国によってルールが違いますし、現行の日本の国民投票法についてもまだまだ改善すべき点があります。



以下 [国民投票/住民投票]情報室より
「憲法改正/国民投票」のルール改善(国民投票法の改正)を考え、 立法府に求める動きを
1.安倍政権による「改憲発議」への動きが着実に具体化しつつある。
2.9条などの改憲が発議されれば、最後は国民投票により「主権者・国民」が判断を下す。
3.その際、重要な意味を持つのが国民投票のルール=「国民投票法」だ。
4.その「国民投票法」にはまだ検討すべきいくつかの課題が残されている。
5.とりわけ、現行法ではTVのCM、新聞広告などの有料キャンペーンには、資金面も含めた制限等が課されておらず、投票14日前までは事実上「野放し状態」に近いため、このままではキャンペーンの「資金力」が国民的な議論に大きな影響を与えかねない。
6.上記5のような状況は「この国の在り方」を将来にわたって大きく左右する改憲について、公正な国民的議論を行う上で避けなければならない。特に、電通・博報堂などの大手による事実上の寡占状態という、国際的に見ても極めて特殊な日本の広告業界の現状を鑑みれば放置できない。
7.先日、イギリスで行われたEU離脱に関する国民投票でも「広告」が大きな影響を与えたと言われているが、イギリスの国民投票法では、キャンペーンにかかわる有料広告に関しても、量的、資金的……その他、様々な型で、規制やルールが定められている。
8.こうした海外の事例等も参考にしつつ、日本の憲法改正に関する「国民投票法」でも、有料広告等の規制、ルールを整備することは、政権与党による憲法改正への動きが具体性を増す今、我々にとって早急に対処すべき課題であり、国民投票法の改正に向けて、まずはそのための「国民的議論」を喚起する必要があると考える。
9.言うまでもなく、この国の「憲法」は私たち国民のモノであり、その改正の是非については、国民一人ひとりがこの国の主権者としての「自覚と責任」を持ち、提案された改憲案の持つ意味と、その将来にわたる影響について「正しい情報」を基に「正しく理解」し、自由で開かれた議論と対話の中でひとりひとりが判断すべきものである。そのプロセスが、単なる「資金力」や、メディアの不当なコントロールによって阻害されないためにも、現行の「国民投票法」をより現実に即した形で整備し、自由で開かれた国民的議論を担保することが、この国の民主主義を守る大切な課題であり、それはこの先、主権者が賢明な選択をするための「最後の砦」に他ならない。
10.その砦をより確かなものにするために、現行の国民投票法について検証し、改正案について考える会を 10 月 24 日に開くことにしました。10.24会議の案内

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この会合に続いて、2016年12月12日にも会合が行われました。
「憲法改正/国民投票」のルール改善(国民投票法の改正)を考える会合 
と き:12月12日(月)14時15分~17時(開場は14時)
ところ:参議院議員会館1階102号室
前回(10/24)の会合において、「政党や企業・団体が、国民投票でのキャンペーン活動で使える金に上限規定を設けるべきだ」という意見が多数を占めました。それを受けて南部氏が「改正案」の叩き台を作成。南部氏から説明を受けたあと参加者で議論します。
http://ref-info.com/12-12/より
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そこに私も参加し、簡単なレポートを書いています。
http://www.oshibakentaro.com/2016/12/blog-post_17.html


12月12日、参議院会館での国民投票のルールについて考える会合に参加しました。ジャーナリストの今井一さんの呼びかけにより、法哲学者の井上達夫先生、映画「第九条」の監督、脚本の宮本正樹監督、メディア論の田島先生、『問題は英国ではない、EUなのだ 21世紀の新・国家論』の堀茂樹先生、「原発プロパガンダ」の本間龍さん、『超早わかり 国民投票入門』の南部義典さん、参議院の桜井充議員と参加者の中で活発な議論が交わされました。

国民投票は公職選挙法のように厳しい禁止事項(運動期間、戸別訪問の禁止など)がないため、いわゆる大阪都構想を問う大阪の住民投票のように、選挙よりも国民が自由にキャンペーンや議論を進めることができます。しかし、問題点もまだ多く残っています。

当日は主に「CMの規制」「キャンペーンに費やす金の上限を設けること」などについて議論されました。

表現の自由、「国民投票運動の自由の確保」という点では、規制は望ましくないが、一方で「国民投票の公平性の確保」について考えると、国民投票運動CMは、国会発議後、投票期日15日前までは許されるものであり、資金力の多寡によって、賛成、反対の勧誘CMの放送料に偏りが生じます。また全期間を通じて、勧誘に至らない内容の意見表明CMは許されることから、いわば脱法的な運用の弊害が懸念されるという指摘もありました。

他にも問題点として、スポットCMの規制はあるが、インターネットは規制されていないということが挙げられます。現在は若者を中心にテレビを見なくなり、インターネットが重要になってきています。テレビCMを規制してもインターネットでのCMが無制限に許されれば、それもまた公平性に欠けてしまいます。

またイギリスのやり方に習い、かけられる金額に上限を設けるにしてもそれを、いくらにするのが妥当なのか。イギリスでは政党は得票率に応じて、金額が決められているが(保守党は700万ポンド、労働党は550万ポンドなど)、日本ではどのように設定すべきか。という課題も残っています。

「憲法改正に関しては最低投票率を設定すべきだ」という意見もありますが、最低投票率の設定はボイコット運動の可能性が否定できず、憲法改正案の内容によっては、高い投票率が望めない場合があります。改正ができず、憲法条文の空洞化を招くことはより深刻です。

咋夏から、選挙年齢は18歳に引き下げられていますが、現在の国民投票法で定められた投票年齢は、18年6月20日までは20歳以上のままです。

上記のように、現行の国民投票法にはまだまだ、改善点があるのが現状です。この会に参加した桜井充議員は、超党派でこの問題の解決に動くことを、その場で約束してくださいました。


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その後2017年2月13日の会合を経て、国民投票のルール改善(国民投票法の改正)を考え求める会の提案 (2月15日版)が作成しました。

以下 [国民投票/住民投票]情報室より

◆投票対象となっている案件について、主権者の多数が理性的な認識に基づく一票を投じる国民投票にすべきで、それを阻んだり逆行したりするルールにはしない。
◆護憲・改憲、賛成・反対どちらかに著しく有利なルールにしない。できるかぎり公平なルール設定にする。
◆テレビのスポットCMが主権者の投票行動に及ぼす力は大きい。そしてこのテレビCMを流すためには高額な費用がかかるのだが、資金力の多寡によって流せる本数、分量に大きな差が出る。それは、国民投票運動における公平性を大きく損なうことになる。そういう事態を避けるために、私たちは次のようなルール改善を求めたい。公平性の確保だ。
[オプションA]
テレビCMを全面的に禁止する。現行法に記してある投票日前14日間の禁止のみならず、憲法改正の国会発議がなされた時からテレビCMは一切流してはならないとする。
[オプションB]
現行法に記してある投票日前14日間のテレビCM禁止規定は残す。それ以前のテレビCMについては、憲法改正の国会発議がなされた翌日から(投票日の15日前まで)放送可能とするが、賛否各派の代表団体(憲法改正案に賛成した政党等、反対した政党等が指名した団体)が作ったCMを、NHK及び民間放送連盟が定める基準、条件に従って、同じ放送局の同じ時間帯に同じ本数、分量を流すこととする。
★例えば、2018年8月24日に国会発議が行なわれて、同年11月18日に投票となった場合。
8月25日~11月3日までの71日間。
TBS、テレビ朝日、フジテレビ、日本テレビ、テレビ東京、NHKの6つの放送局で、週に1回、10時台・15時台・20時台に1回ずつ15秒のスポットCMを流す。賛否各派、同一時間帯に。
3本×10週で、1局の合計は30本(総量は7分半)になる。
30本×6局=180本(総量は45分)
このCM放送にかかる費用は、国が広告代理店、もしくは放送局に支払う。
ただし、CM制作にかかる費用については各派の代表団体が自己負担する。それにかかる費用に上限を設けない。 私たちは、国民投票のルールとして[A]もしくは[B]を採用することを求めるが、もし、国会がどちらも採用しないということであれば、公平性を確保できるオプション[C]を立法府の案として提示してもらいたい。
なお、現行法では「賛成に投票してください」といった賛否の投票を訴える国民投票運動としてのテレビCMは14日前から禁止されているが、「私(たち)は賛成です」といった個人や団体の考え、思いを述べる(意見表明)にとどまるものに関しては、禁止対象にならない可能性がある。この際、こうした意見表明の類も禁止すべきだ。それがなされなければ、たとえオプション[A]もしくは[B]が採用されても、公平性の確保はできないし、感性的認識が理性的認識を押さえ込む一票が多数を占めることになる。
◆私たちは、資金力の多寡によって賛否各派の公平性が著しく損なわれることのないよう、国民投票運動で費やすことができる金に上限(一般的、直接的な費用規制の規定)を設けることを提案する。
・100万円を超える支出を行おうとする場合には、中央選挙管理会に登録をする。
・登録をした者(登録運動者)は、国民投票運動のために用いられる文書図画(チラシ、ステッカー、ポスター、看板、のぼり、CM、ウェブサイト、動画など)に、その氏名等を表示しなければならない。
・5億円を超える支出をしてはならない。
・登録運動者は、国民投票期日の後、中央選挙管理会に対し、憲法改正案ごとに収入及び支出の報告をしなければならない。
そして5月30日にも会合が行われました。
これは朝日新聞にも掲載されています。

(写真 大芝健太郎)





また8月24日(木)13時~ 伊勢崎賢治さん、伊藤真さん、井上達夫さん、楊井人文さんらで(昨年8月に続いて)9条問題の本質について議論します。
5月3日の安倍首相による「9条改憲宣言」を受け、さまざまな言論人が自身の考えを述べていますが、私たちは「9条・国民投票──何を問うべきなのか」と題して、解釈改憲に終止符を打ち立憲主義と国民主権をまもるためには、どういった「9条改正案」が発議されるべきなのか、国民は主権者としてこの問題にどう向き合えばいいのかについて議論します。
この討論会は参院議員会館で開催しますが、取材自由、参加自由です。希望者は⇒⇒ info.ref.jp@gmail.com [国民投票/住民投票]へ申し込んでください。
何度も紹介していますが、まずは南部先生のこの本を読んで、基本的な日本の「国民投票法」について理解をしていただくことが一番大切だと思っています。




それから私も制作に関わらせていただいている『国民投票の総て』を元に各国の事例について知った上で、歴史上初めて行われる日本の国民投票に備えていただけたらと思います。

http://www.oshibakentaro.com/2017/03/blog-post.html