ではポピュリズムを排することはできるのだろうか。大衆ではなく「誰か」が決めるべきだというエリーティズムに向かう。決めるべき誰かをどのように決めるべきなのだろうか。この話は前にも書いたので、こちらを参照いただきたい。
「多数決」は「正しさ」や「民主主義」を担保するものではない。
安易な #ポピュリズム や #国民投票 批判ではなく、ポピュリズムとは何かを理解した上で、政治をどう形成していくかが大切。とても勉強になりました。— 大芝健太郎 しばけん (@shibaken612) 10 September 2017
水島 治郎 ポピュリズムとは何か - 民主主義の敵か、改革の希望か (中公新書) https://t.co/bZYRWy7ORD
イギリスの #国民投票 で離脱に投じた人たちを「知的生活とは程遠いところにある、地方に閉じこもって、移民や外国人を拒む、偏狭な人々」と批判しても問題は悪化するだけ。水島 治郎 ポピュリズムとは何か 民主主義の敵か、改革の希望か https://t.co/bZYRWy7ORD— 大芝健太郎 しばけん (@shibaken612) 11 September 2017
ポピュリズムが何を生み出しているのか。
「ヨーロッパのポピュリズム政党は富裕層を批判して「分配」を求めるのではなく、むしろ既存の制度による「再分配」によって保護された層を特権層とみなし、引き摺り下ろすことを訴える。(引き下げデモクラシー)」水島 治郎 ポピュリズムとは何か https://t.co/bZYRWy7ORD— 大芝健太郎 しばけん (@shibaken612) 11 September 2017
私がもっとも問題だと思う人は「自分は正しい答えを知ってるけれど、他の人は知らないと思っている人。」日本にはこういう人がとても多いし、イギリスのEU離脱についても同じように思っている人が多い。
そういう人のポピュリズム批判は、いくらでも読むことができるが、この本はラテンアメリカや、ヨーロッパ。日本のポピュリズムがどのような背景で生まれ、拡大し、何を生み出してきたかが解説されている。「自分は正しい答えを知ってるけれど、他の人は知らないと思っている人。」には、特にオススメの一冊。